こんにちは、AJP編集部のらたです。個人的に好きなアカペラ動画を紹介する企画「わたしの好きなアカペラ動画」をお送りします。
今回は、アイドルグループ「こぶしファクトリー」による「LOVEマシーン」のアカペラを紹介します!
ここが好き
原曲について
「LOVEマシーン」は、1999年にリリースされたモーニング娘。の代表曲。時代を越えて愛される名曲です。
私はリリース当時小学生でしたが、同級生の間でもすごく流行っていて、よくみんなで歌いました!
編曲者であるダンス☆マンさんは、楽曲制作の経緯をご自身のYouTubeで詳しく振り返っています。
上記動画の4分20秒あたりから話題に出てくる「ブギーワンダーランド」と、その替え歌「ダンス部 部長南原」はこちら↓を聴いてみてください。
LOVEマシーンがヒットした当時、お笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の南原清隆さんをはじめ多くのタレントさんが社交ダンスに挑戦する「ウリナリ芸能人社交ダンス部」というバラエティがTVで放送されていました。
ダンス☆マンさんのこうしたアレンジワークにモーニング娘。のプロデューサーであるつんく♂さんが着目し、1970年代のディスコサウンドの要素と、J-POPらしい複雑なコード進行を掛け合わせてアイドルソングに活かしたのが「LOVEマシーン」だったんですね。
アカペラver.について
そして今回紹介するアカペラバージョンは、原曲のリリースから20年後、2019年のパフォーマンスです。
アカペラアレンジは、プロアカペラグループ「INSPi」の杉田篤史さん。ディスコの音色とグルーヴが見事に声だけで紡がれています。所々でベースボーカルが裏拍だけを歌っているのがめちゃくちゃ効いていて、ボイパとのコンビネーションで原曲のノリが鮮やかに脳裏に蘇ります。
歌い手である「こぶしファクトリー」はモーニング娘。の後輩グループ。元気いっぱいのハーモニーとリズムから先輩へのリスペクトがひしひしと伝わりますし、「原曲の素晴らしさ」と「アカペラの楽しさ」の両方を余すことなく届けてくれる動画だと思います。残念ながら2020年に解散してしまったそうで、もっと彼女たちのアカペラを聴いてみたかったですよね。
おわりに
今回原曲の話から長文で書いてしまいましたが、1つの曲の背景を調べていくと、綿々と繋がる”音楽のDNA”を感じずにはいられません。原曲と同じように世代を越えて歌い継がれていってほしいと思ったアカペラです。