音の重なり方のこと。
フリガナ | ツミ |
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頻出度 | ★★★☆ |
ジャンル | その他・造語・派生語, |
使用シーン | 練習, アレンジ, 音源制作, |
ハモりの音域&重ね方
ハーモニーは様々な音程で作ることができる。アカペラの世界では、「(主にコーラスパートの)音をどんな音域で、どのような順番で重ねるか」という概念を「積み」や「積み方」というワードで共有する場合がある。
使用例
①積みが高い…Top~3rdの音が高い音域に集まっている。
②積みが低い…Top~3rdの音が低い音域に集まっている。
③積みが「?」…「Topが1番低くて3rdが1番高い」のように一般的な重なり方から外れている時、「積みがおかしいww」というコメントが出ることがある。
「積みが高いor低い」は相対的に判断されるので、どの音域だと高いor低いのかは曲やメンバーによって異なる。
また、③のようなイレギュラーな積みだからといって絶対的に間違いというわけではなく、曲の流れで変則的な積みになることはよくある。
編曲者を悩ませる”罪”なヤツ
「積み」は、アレンジをする時に悩まされるポイントでもある。曲のキーやメロディーライン、メンバーの音域等に応じて、ケースバイケースで考えなくてはいけないからだ。
しかし、積みを考えるプロセスこそがアレンジの楽しみの1つだし、メンバーと色々な積み方で歌ってみて試行錯誤する時間があっても良い。トライアンドエラーを”積み”重ねて、最適な積み方を見つけよう。
なお、プロのアカペラグループでは曲中で(ベースも含めた)パートの高低が入れ替わることも珍しくない。音域が広く、様々なパートをこなせる実力を持ったメンバーを擁していることが多いのだ。
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