「アカペラってこんなに素敵なんだ」って思えるライブにしたい【#オスコ主催】

「アカペラってこんなに素敵なんだ」って思えるライブにしたい【#オスコ主催】

こんにちは!AJP編集部のわくです。

みなさんは、「映画の世界をアカペラで」というテーマで活動されているアカペラグループ「osco;picaro」をご存知でしょうか?

osco;picaroは今年(2023年)で活動5周年を迎えるアカペラグループ。6月25日(日)には初の主催ライブ『osco;picaro THE MOIVE “The Greatest Show”』を予定しています。

わく
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osco;picaroのこれまでの活動や、主催ライブに向けた想いについてインタビューしてきました!

osco;picaro プロフィール

「映画の世界をアカペラで」をテーマに活動する混声6人アカペラバンド。映画の主題歌や挿入歌のように映画に関する歌をアカペラカバー。

2018年1月結成。同年10月に仙台で開催された東北最大級のアカペラストリートイベント「伊達アカ2018」では最優秀賞を獲得。その2ヶ月後の「ソラマチアカペラストリート2018」ではFINAL STAGEに出場。仙台、東京、名古屋と全国各地のライブハウスやストリートイベントにて活動中。

osco;picaro」YouTubeチャンネル

これまでの軌跡

社会人になってもアカペラをたくさん続けたいアカペラ好きな6人

わく
わく

まずは、どのようにグループが結成されたのかを教えていただきたいです。

2018年に結成したのですが、元々みんな大学で同じアカペラサークルに所属していたわけではありません。えりなとたっきーの2人で「一緒にバンド組みたいね」という話をしていたのがきっかけでした。その2人を中心にそれぞれが声をかけていって、今のメンバーになりました。

みんな社会人でしたが、社会人になってもアカペラをたくさん続けたい!という思いを持っているアカペラ好きな6人が集まりました。

わく
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「映画の世界をアカペラで」というテーマはどのようにして決まりましたか?

テーマが決まったのは、メンバーの初顔合わせのときです。活動方針を決める中で「洋楽やジャズ、バラードのような音楽ジャンルにとらわれずに色々やりたいよね」という話になったのですが、一方で「一切コンセプトが無いと漫然と歌っているだけになりそうだよね」という話になり。

そこで議論を続ける中で出てきたのが「映画ソング」というアイデアでした。

たしかに「映画ソング」というコンセプトであれば、音楽ジャンルに縛りはなくある程度自由に選曲して歌えると判明したんです。大きな反対意見もなく満場一致で「映画ソング良いね」と話がまとまり、今に至ります。

みんなで一緒にどこかに旅行してそこでアカペラできたらいいよねと活動

わく
わく

グループ結成後、伊達アカやソラマチアカペラストリートなど大規模イベントに積極的に参加されていた印象がありますが、どのような方針で活動をされていましたか?

結果的に色んなイベントに出させていただいたんですけど「コンペティションにガツガツ参加していく」というよりは「みんなで楽しくアカペラをしようという」イメージでした。みんなで一緒にどこかに旅行に行って、そこでアカペラできたらいいよねと。

その考えは、今もずっと変わずに持っている部分です。

わく
わく

これまでの活動において、ターニングポイントはありましたか?

2019年4月にメンバーのあいこがロンドンに転勤になったことです。

その時に1度活動が止まりかけたんですけど、「あいこが脱退する」「解散する」という考えはありませんでした。結論としては「あいこが戻ってくるまでは5人で何とか活動を続けよう」という話になり、それまでに歌っていたレパートリーとは別に、5人でも歌える新しいレパートリーを増やして活動を続けていました。

5人だった時期にも様々ライブに出演させていただくこともあったんですけど、その時は5人編成の楽譜で歌いました。ただし「This Is Me」に限っては、対バンする別のグループの方にコラボをお願いし6人で歌っていました。

「このようにコラボしてライブで歌うのも5人編成になった今だからできるよね」と前向きに考え、5人編成だからこそできることを考えながら、osco;picaroは活動を続けてきました。

わく
わく

あいこさんがロンドンにいらっしゃる頃、新型コロナウイルスの流行もあったと思いますが活動に影響はありましたか?

もちろん影響はありました。多くのアカペラーと同じく、対面での活動がほとんどできなくなりました。

ただよっさんが映像の仕事をしていて、コロナ禍以前からもリモートアカペラ動画を制作していた経験があったので、早いうちからリモートアカペラを始めることができました。しかも「リモートアカペラなら住んでいる場所は関係ないから6人で歌えるね」という話になって。

また、コロナ禍で編曲することがなくなってしまったアカペラアレンジャーを募集し、そのアレンジャーさんに編曲していただき、私達osco;picaroがリモートアカペラをする「リモートオスコ」企画もしていました。

主催ライブでは、リモートオスコの楽曲も初披露予定です!

リモートオスコの動画

主催ライブを考えたきっかけ

結成当初から「主催ライブをしたいね」という話はよく出ていた

わく
わく

6月に主催ライブを開催されるとのことですが、いつ頃から考えていましたか?

結成当初から「主催ライブをしたいね」という話はよく出ていました。
ただ本当にありがたいことに、結成以降、出演依頼をたくさんいただいていたので主催ライブをせずともコンスタントにライブをすることができていました。そのため本格的に主催ライブの企画運営に乗り出すきっかけがなく活動を続けていました。

そんな中、2022年秋ごろ、とあるきっかけでようやく主催ライブの企画を始めることになりました。

わく
わく

どのようなきっかけだったんでしょうか?

きっかけは2つあります。

1つ目は「世の中全体でコロナ禍による活動制限も落ち着いてきたし、これまで数年間の『歌いたい欲』をぶつけられるように主催ライブを企画しよう!」というものです。きっと多くのミュージシャンも同じ気持ちを持っているんじゃないかと思います。

そして2つ目は「メンバーの卒業」です。2023年度中にベースボーカルの一平さんがosco;picaroを卒業することになりました。でも「そのままぬるっと告知文みたいなのをツイッターで出すだけで終わっちゃうのは寂しくない?」という話があって。

結成当時から続けてきたこの6人で、歌う最後の機会・節目を作りたいし、これまで活動を応援してくれていた方々に今の6人の演奏を見てもらう機会を作りたい。

そんな2つのきっかけが重なって本格的に主催ライブに向けて動き出すことになりました。

メンバーチェンジについて

主催ライブをもって、ベースボーカルの一平さんが卒業し、ひろさんが加入。そして、リード&コーラスの齋藤龍さんが活動休止し、ぴーやまさんがサポート加入されることが先日発表されました。

出演バンドの紹介

わく
わく

出演バンドがosco;picaroの他に4グループいらっしゃると思いますが、どのようにキャスティングをされましたか?

総じて言うと、osco;picaroと何かしらの縁があったバンドにお声掛けいたしました。5人活動時代にリードボーカルとしてコラボ演奏をしたことがあるバンドや、メンバー間で繋がりがあるバンドです。

出演バンドの詳細プロフィールは、ライブ特設サイトに書いてありますので是非ご覧ください!

ho-op

えりな
えりな

ho-opのリードボーカルの和佳奈ちゃんとは、5人体制時代に一度一緒にThis is meでコラボ演奏をしたことがあります。また新型コロナウィルスの影響で中止になってしまったのですが、ho-opの大学卒業記念ライブにはosco;picaroが出演させていただくことになっていました。3年越しに対バンすることができます。

薫風

あいこ
あいこ

何かとご一緒することが多く(笑)
ありがたいことに以前から「ちらっとでいいから出演させてほしい!」というラブコールをいただいていました。またオスコのメンバー内でも、薫風のみなさんぐらいの年齢になっても歌い続けたいねという話が出ることもあります。

氷白玉宇治金時ミルク

よっさん
よっさん

わたしはうじきんの編曲をされているやぶちゃんのファンでして。しかもリモートオスコ企画では、やぶちゃんが楽譜を提供してくださったんです!
そんなつながりもあって一緒に同じライブ会場で歌えるのがとっても嬉しいです。

Jane Doe

たっきー
たっきー

Jane Doeのみなさんには編曲を提供したことがあり個人的なつながりが強くありました。また新型コロナウィルスの影響で実現しなかったのですが、osco;picaroが5人体制のとき、とあるライブでリード&コーラスのきょーちゃんと一緒にThis is meを歌う予定でした。

主催ライブに対する現メンバー、そして新メンバーの想い

現メンバーの想い

よっさん
よっさん

今回のライブは、これまでのオスコの6人の演奏だけではなく、5人体制時代の演奏曲や、新メンバーを含めた演奏も考えています。オスコの色んな姿を楽しめるはずです。
出演バンドはみんな個性が強くオリジナリティあふれてとっても魅力的です。多様なアカペラの魅力に触れられるような、そして楽しんでもらえるようなライブにしたいです!
また、近年のアカペライベントでは1バンドが10分しか演奏しないことが多いのですが、今回のオスコ主催では15分、20分、30分とたっぷり歌います。より一層出演バンドの世界観をお楽しみいただけるはず!

あいこ
あいこ

私がロンドンに転勤した時、いつ帰国できるか分からなかったので、悔しい感情はありつつも「別の方を代わりに入れてください」という話をしました。でも「それは違う」ってみんなが言ってくれて。帰国するまでポジションを空けて待っていてくれたんですよ。だからオスコは私にとって特別な存在で。そんなグループの主催ライブに取り組めることがとても楽しみです。
今回の主催ライブでメンバーの入れ替わりがあるので、これまでの集大成でもありますし、新しくなった「osco;picaro」のこれからの活動の始まりでもあるので、一つの節目としてみなさんに歌声を届けられたらと思っています。

たっきー
たっきー

これまでのオスコの活動は本当に紆余曲折あって、結成当初は順風満帆に行くかと思いきや、思うように活動できなかったことも多かったんですよね。だから、観にきてくださる方には、これまでの活動の物語を感じてほしいなという想いがあります。
リモートオスコの曲もそうだし、5人時代の曲も披露できたらと思っていて、オスコのこれまでのストーリーを届けられるステージにしたいと考えています。
これまでの5年間の集大成でもあるので、「osco;picaro」という物語の第一幕を、映画館の中にあるライブハウスというオスコらしい場所で飾ることができるのが、すごく楽しみです。

えりな
えりな

オスコのメンバーはみんなそれぞれが違ったこだわりを持っていて、だからこそこれまでに何回も議論をして、その結果、今のオスコがあると思っています。
アカペラってすごく不安定で、自然消滅したり、不仲になったりする話もよく耳にするので、そんな中で、これまで5年間活動を続けられていること自体がすごく尊いなと思うし、奇跡だと思っていて。
今回のライブでは、そんなオスコのこれまでの軌跡をお届けしたいと思ってるし、これからの新しいオスコを観てもらえるようなライブにしたいと思っています。

一平
一平

私たちや対バンの皆さんの演奏を観てもらって、「アカペラってこんなに素敵なんだ」って思ってもらえるような、またアカペラーのお客さんにはアカペラをやっていることに誇りを持ってもらえるようなライブにしたいと思っています。
また、私は今回のライブを持って卒業するという形になるんですけど、決して仲違いがあったわけではなく、メンバーもアカペラも大好きで、グループに対する強い想いは今もあります。
だからこそ、観てくれた人に「これからも応援したい」と思ってもらえるような、そんなライブにしたいと思っています。

齋藤龍
齋藤龍

オスコとしての活動が始まって早5年が経ち、コロナ禍も経て、グループとしても数多くの試行錯誤をしてきました。決してずっと満足のいく活動ができていたわけではありませんが、だからこそ、ここまでやってこれたのかなとも思います。 6月のライブでは、そんなオスコの転換点であり、現在地をお伝えします。これまでのオスコを懐かしみ、これからのオスコに想いを馳せられる、そんな空間にしたいと思っています。
自分自身はこのライブをもって活動を休止させて頂きますが、同時に、新メンバーを迎えての演奏が聴けることにとてもわくわくしています。 当日は、見に来てくれたお客さんに映画を一本観たかのような満足感を味わって頂きたく準備を進めていますので、ぜひぜひお越し頂けたら嬉しいです。

新メンバーの想い

ひろ
ひろ

以前からオスコのみなさんとは個人的にお世話になっていたのですが、メンバーそれぞれが、グループに対する想いが強くて、グループを愛しているというのがすごく伝わってくるんですよ。
だからこそ、今回のライブを機に自分もオスコのメンバーとして参加させていただくということで、メンバーのみなさんにも、観にきてくださるみなさんにも、正面から向き合っていきたいと思っています。
もちろん、これまでの5年間がすでに積み上げられているグループに新しく入るということで難しい立ち位置だと感じてますが、一平さんが作り上げてきたものを引き継ぎつつ、自分が入ることで新しいオスコの色を魅せていきたいという思いもあります。
メンバーが変わっても、「やっぱりosco;picaroだ」と思ってもらえるような、そんなライブにしたいです。

ぴーやま
ぴーやま

自分にとって「osco;picaro」はレジェンドというか、自分にはできない演奏をしていらっしゃるグループだと感じていたので、こうして関わらせていただけることは素直に、すごく嬉しいです。
また、実際にメンバーのみなさんと話していく中で、「オスコの方々全員が、音楽ととても真摯に向き合っている」というのを感じました。
なかなか全員が強い想いを持っているグループってそんなに多くないと思うんですよね。だからこそ、自分もしっかりと想いを伝えていきたいと思いますし、そういったやりとりを通して出来上がったものを、今回のライブを通して観てくださった方に伝えたいなと思います。

主催ライブについて

日時:2023年6月25日(日) 
開場:10:50 / 開演 11:15 (※予定)
場所:Yokohama mint hall
(神奈川県横浜市西区南幸2-1-22 相鉄ムービル3F)

詳細・チケット予約は特設サイトから!

特設サイト