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アカペラ×YouTubeで人生が豊かになりました【Re:one’s youth】

特集

初めまして!YouTuber音楽ユニット「Re:one’s youth(リワンズユース)」のこうたと申します。

アカペラアドベントカレンダー2020にお誘いいただき、ど真ん中15日目の今回は『アカペラ×YouTubeで人生が豊かになりました』というお話をしていこうと思います。

自己紹介

私はあまりアカペラプレイヤー界隈に露出する事がほとんどなく、初めましての方は9.9割だと思うので簡単に自己紹介をさせていただきます。

こうた
こうた

東京は板橋区でYouTubeで音楽動画配信をしている30代の2児のパパです。最近家にポメラニアンの赤ちゃんが来て家族が増えました。

Twitter /

そんな私が「アカペラ」と出会い「YouTube」と出会い何を感じ、何を学び、何に後悔し、何に喜びを感じたのか。この体験を元に少しでも読んでくださっている皆さんに「何か」が伝われば嬉しいです。

拙い文章ではございますが是非最後までお付き合いください。

Re:one’s youthについて

Re:one’s youth
Re:one’s youth

青春をもう一度!東京都板橋区で活動しているアカペラグループ・音楽ユニット Re:one’s youthです。

YouTube / Twitter

こういった動画をYouTubeにて配信しています。ぜひご覧ください。

2011年 Re:one’s youthが生まれる

これ、出来たらモテるんじゃね?

私が学生の頃、丁度『ハモネプ』が始まり『ボイスパーカッション』の練習をはじめました。

こうた
こうた

「これ、出来たらモテるんじゃね?」

こんな不純な動機でした(笑)

これを読んでいる同世代の方で同じ動機の方いるんじゃないですか?

高校生の頃数か月アカペラグループで「アカペラ」を遊び感覚で体験しましたがそこから十数年触れる機会もなく生活していました。時は流れ、私は26歳と割と早く(?)結婚し子供に恵まれました。元々好奇心旺盛で「何もない毎日」「退屈」がとても嫌いでした。

そんな中でもう一度「アカペラ」をやってみようと思い立ちました。

mixiで募集して仲間を集めました

楽器を買うお金やスタジオ代もかからず体一つで楽しめるから経済的にも趣味としても都合のいいものだとその時は考えていました。『思い立ったらすぐ行動』な性格なので今は懐かしいmixiで募集して仲間を集めました。

その時出来上がったのが【アカペラグループ Re:one’s youth】です。

Re:one’s youthとは「青春をもう一度」という意味です。

学生時代より社会人としての時間の方が圧倒的に長い。その長い時間も学生の頃のように「魂を燃やす時間」を忘れずに生きていきたい。そんな願いから付けた名前です。このグループ名と精神が好きで今日まで使っています。

2016年 YouTubeとの出会い

マンネリが最大にして最強の敵

Re:one’s youthが結成され4年の月日が流れた頃。その間沢山の人が入りまた辞めていきました。私自身グループのリーダーとして未熟で「グループ運営」がとても下手でした。

それでも沢山の失敗を繰り返しながら少しずつ成長していきました。そんな中やっとメンバーも固定し地域のライブ等に少しずつ参加できるようになり練習にも熱が入っていきとても楽しい時間をメンバーと過ごしていました。

しかし、そこへ訪れたのが『マンネリ

最大にして最強の敵だと今でも感じています。どんなに楽しい事でも慣れてきたり目標や目的に魅力を感じなくなってきてしまえば必ず訪れます。

メンバーの殆どが社会人、学生も数人いてそれまでは

「楽しい」「やりがいを感じる」

そんな感情からメンバー皆の優先順位が高く参加率も100%に近い状態でした。

しかしいつしか一人休み、二人休み段々とメンバーが全員集まることがなくなっていきました。これは皆さんも経験あるのではないですか?アカペラだけではなくグループ音楽は一人でも欠けると音も軽くなり物足りなくなりますよね。そんな時が長く続きメンバーのモチベーションも時間に比例してどんどんと下がっていきました。

「どうすれば全員集まらなくてもアカペラを楽しめるのか?」をずっと考えていた

そこで「どうすれば全員集まらなくてもアカペラを楽しめるのか?」をずっと考えていた結果『YouTubeでの音楽動画制作』に行きつきました。

その当時は今ほど多くはなかったのですがアカペラをMV風に撮影、編集をしている方がいてそのチャンネルを見て「これならいつも参加しているメンバーだけでも出来るかも」と感じ挑戦する事を決めました。

例えば、daichiさんのこういった動画を見ていました。

6声のアレンジで足りないパートは誰かが重複して歌えば物足りないアカペラではなくなります。そこに皆で歌っている風に撮影して音を合わせる。

そして実際に一作品作ってみたら

こうなりました。

「なんか良くね!?」

当時はまだYouTuberって言葉が浸透していませんでしたがちょっとしたアーティスト感が味わえました。今の作品に比べればクオリティは天と地の差ですがその時は『感動』しかありませんでした。

これが『アカペラ×YouTube』の初体験でした。ここからどんどんYouTubeでの音楽活動にのめり込んでいきます。

YouTubeは麻薬。グループ解散の危機

メンバーの不安を取り除くために、まずは2人でアカペラ多重録音に挑戦した

YouTubeでの音楽活動には本当に楽しい物でした。

今までアカペラグループの運営をしている何十倍もの楽しさを感じていました。しかしながらこの活動をいきなりメンバー全員で始めたわけではありません。

私を含め殆ど音楽経験のないメンバーなので当然『レコーディング』『MIX』、さらには『撮影』『編集』などやった事がありません。それに皆が私と同じ温度感でYouTubeでの活動に取り組んでいたかというとそうではありませんでした。

「本当に大丈夫?」「難しいんじゃないの?」

そんな感じで考えている人の方が多くいました。なのでまずは

  • レコーディングに必要な物
  • レコーディングのやり方
  • 動画編集のやり方

分からないなりに一生懸命調べ一通りが出来るようになり試しに私とボーカルみゆきの二人で『アカペラ多重録音』に挑戦しました。余談ですがこれが今でも続いている【KOYUKI】というアカペラ多重録音ユニットの始まりでした。

いくつか作品を作っていると他のメンバーも気になりだして「私もやってみたい」と声が上がるようになりました。

良くも悪くも数字やコメントで全てが分かる

YouTubeでの活動の魅力の一つとして良くも悪くも『数字やコメントで全てが分かる』という点です。

普通にアカペラグループとして活動していたら発表の場は「ライブ」がメイン。でもYouTubeに動画を出すと全国どこからでも自分たちのパフォーマンスを見てもらえる。何人が視聴して何人が「いいね」って感じたか、そして何人がファンになったか。この「目に見えて分かる」というのがメンバーの心を動かしたのだと感じました。

気付けばグループ全員でYouTubeでの活動にのめり込んでいきました。

そして同時に、良くも悪くもの「悪くも」が少しずつ顔を覗かせてきます。

再生数、チャンネル登録者数、コメント数、高評価数。

いつしかこの数字にどんどん支配されていく事になります。

2020年 アカペラグループは解散、音楽ユニットに

メンバーに何の相談も目標の共有もしなかった

YouTubeでの動画活動を始めて3年が経った2019年、私の心に大きな変化が生まれました。

こうた
こうた

「もっと上を目指したい」

「もっと積極的に活動したい」

当時の活動頻度としては

  1. 月1~2本の音楽動画の投稿
  2. 依頼があればイベントで歌う。

こんな感じで活動していました。これがメンバー全員の生活を考えると限界のスケジュールでした。

しかし私達のチャンネルはある時を境にパタッと数字が止まりました。この頃の私は動画編集も歌のMIXもYouTubeの運営知識もそこそこのレベルになってきてもっと上を目指したくなっていました。

「もっと上を目指せる」「やれる所まで全力で頑張ってみたい」そんな事を私一人だけで考えていました。数字を追い求めるばかりでメンバーに何の相談も目標の共有もせず数年間突っ走ってしまいました。

アカペラグループは解散、音楽ユニットへ

そしてその気持ちが大きくなりメンバーに

こうた
こうた

「これからは趣味ではなくガチでやっていく!ついてこれないならこれまでだ!」

と強く言ってしまい、その一言をひきがねに、『アカペラグループRe:one’s youth』を解散する事になりました。その時私に賛同してくれたメンバーで『音楽ユニットRe:one’s youth』が誕生します。

アカペラグループを組んで一番重く辛い出来事でした。

数字を追い求め周りを顧みず一人で突き進んできた塵も積もればが起こした大失敗でした。

アカペラグループとして多くの楽しさと喜びをもたらしてくれたYouTube。しかし考え方や使い方を間違えると壊し失う魔王にもなるんだなと学びました。

次の章では音楽YouTuberとして現在も活動中の私が「YouTubeとの上手な付き合い方」を経験を元にシェアしていきたいと思います。

YouTubeと音楽 失敗しない活動方法7選

1.活動目標をはっきりさせる

まずこれがないと途中で「本当にこれでいいの?」とブレてしまいます。YouTubeでの活動であなたがどこを目指し何を目標にするかにもよりますが、あなたのチャンネルを見てくれている視聴者さんやファンを結果振り回す事になり演者共々倒れてしまいます。

余計な事で悩んでメンタルを消費する前に【現実的で明確な目標】を立てて活動して行きましょう。

2.数字も大事だけどまず「楽しめてる事」が大前提

これは上記でもお伝えした私の失敗でもあります。ただ多くの人が『分かっていても』こうなります。YouTubeでの活動を始めたばかりの時は全ての事が新鮮で刺激的で楽しいと感じます。

しかし慣れてくると「もっと沢山の人に聴いてもらいたい!」「もっと評価されたい!」という欲求が出てきます。これは今までライブを中心に活動してきた方が最も陥りやすい事です。なぜなら、こういう状況に「慣れていないから」です。

今までは運営サイドがイベント企画、集客をして集まったお客様の前でパフォーマンスをしていましたよね。しかしYouTubeではそれを全て自分で行うことになります。楽曲制作、自身のチャンネルや作品の宣伝、そのための準備など。そして良くも悪くもライブをしていた時以上に周り反応が見えるようになります。

そうなるといままでは「アカペラを楽しむ」っていうただ純粋な気持ちで動いていた事が「自分達のアカペラの評価をもっと上げる!」に変わっていきます。この気持ちが悪いとは言いません。むしろそうあるべきだと感じます。ただ、「それが全てではない」という事を理解し大前提として【楽しむ事】を忘れないで欲しいです。もし「何かギスギスしてるな」と感じたら自分とメンバーに「楽しめてる?」って頻繁に確認しましょう。

もし楽しめてなければその原因を探し早急に解決していきましょう。

3.常に向上心をもつ!妥協はしない!

YouTubeでの活動をはじめたらそのうちある事に気付きます。

「作品作りのサイクルが早くない?」
「歌と映像のレベル高くない?」

やってみなければ分からない事ってありますよね。今までは「視聴者側」でしたが「プレイヤー側」になって事の難しさやレベルの違いに気付く。アカペラグループを組んで少し歌えるようになった時に感じませんでしたか?。

YouTubeでもそれが起こります。

これまでは年に数回あるライブに向けて数曲歌い込んで練習して同じ曲でパフォーマンスする事が当たり前だったと思います。しかしYouTubeではそれが出来ません。

一度したパフォーマンスはもう動画に残っているので次から次へ新作を求められます。投稿頻度が遅いとあまり見てもらえなくなり、前の動画と比較して同じような作りだとすぐに飽きられてしまいます。

  1. 前作品よりもっといい作品にという向上心
  2. これでいっか。という妥協をしない

この二つを常に持ち活動をしていきましょう。

4.視聴者の意見に耳を傾けて鵜呑みにはしない

上記でもお伝えしましたが良くも悪くもリアルにライブをした時よりもパフォーマンスに対する感想や意見が多く集まります。ほとんどが良い評価の場合が多いのですが露出度が増えてくるとご指摘や心無いコメントもちらほら出てきます。

しかし『視聴者がコメントを書く』という行動はその動画に何かしらの興味や価値を感じていなければ行わない行為です。そういうコメントをみて毎回モチベーションを下げるのではなく「なるほど。これは改善の余地があるな。」と前向きに捉え意味の無い内容の無い『誹謗中傷』は完全に無視するようにしてください。

このように『冷静にコメントを見る力』を養っていくことをお勧めします。

5.グループで活動する場合メンバー間の温度は常に同じに

上記でも触れたようにこれも私が大きく失敗した一つです。とにかく今までの活動よりも全てが早いスピードで動いていくYouTube。その都度メンバーに変化を共有し活動方針の改善、目標設定の見直し等を常に共有できている環境作りを目指してください。

しかし、実際活動しているとこれがとても難しい。どれだけ共有してもメンバー一人一人のモチベーションは常に一定というわけではありません。

そんな時はあなたが率先して「面白そうな事を提案する」「メンバーが興味のありそうな事を探し実行する」というような『背中を見せてついてこさせるスタイル』をお勧めします。

いくら言葉で「やろうよ!」「頑張ろうよ!」と言ってもその人が『面白そうと』『やってみたい』と思うとは限りません。でも目の前で魅力的な事が既に行われていればそう思わせるハードルはかなり低くなります。是非試してみてください。

6.メンタルの維持。初めから上手くはいかない

YouTubeで活動していると全ての人がブチ当たる壁。

「これは最高傑作だ!!」と思った作品が全然見られない、評価されないなんて事はざらにあります。実はこれも今まで経験できなかった事の一つでリアルでのライブ活動をしている時は『グループとしての満足度』例えば上手く歌えたか、練習通りで出来たか、楽しめたかなどを中心に感じていた事かと思います。

しかしYouTubeではそういう『気持ちという明確でないもの』ではなく『数字という目で見て分かるもの』が基準になってきます。

どれだけ頑張って、努力して、気持ちを一つに作品作りをしても評価されない。とても辛く悲しい気持ちになると思います。私も何度も経験していますし今でも感じています。

でも逆を言えば流れの早いYouTubeのステージで「いつかは見られるだろう」「よし!次だ!」というように自分なりにメンタル、モチベーションの維持を出来るようにしておくとよりスムーズに活動を行うことが出来ます。

考えすぎないよう気を付けてください。

7.固定概念に縛られない

これはYouTubeを始めた頃とても強く感じました。特にリアルでのライブ活動をメインでやっていてこれからYouTubeでのステージで頑張っていこうと思っている方は参考にして下さい。

それは【選曲】です。

これまではどのように選曲しアレンジをしてきましたか?自分達の歌を聴いてくれている人たちはどんな人達でしたか?

アカペラーの間で流行っている曲ややりたい曲、アカペラーが唸るようなアレンジ。そんな感じではなかったでしょうか?

しかしそのままの感覚でYouTubeでの活動に飛び込んでしまったらかなりの温度差を感じる事になります。あなたが全国ネットで有名な人またはグループであれば話は別ですが殆どの方はそうではないはずです。YouTubeでの視聴者の殆どが『一般の人』です。

アカペラの細かい技や技術を知っている人はごくわずかです。そしてYouTube内で流行っている曲というものがあります。

「この曲がやりたい!」と思ってやった曲も知られていない、万人に興味がない曲は殆ど再生されません。YouTubeの視聴者が求めているのは

  1. 分かりやすい
  2. 知っている
  3. 楽しい、格好いい、可愛い、凄い

という単純なものを求めています。

選曲やアレンジもステージに合わせて考えていくことを強くお勧めします。

アカペラ×YouTubeが私の人生観を変えた

これまであれやこれやとお話してきましたがこれらは全て今まで私が経験し学んできた事です。

現在アカペラに関わって9年、YouTubeに関わって4年、という月日が流れて【グループ運営】【YouTubeチャンネル運営】を経験し学んできました。

そして今は新しく活動拠点である東京の板橋区でYouTubeを使った地域活性化を目的とした事業を考えています。やっていくとわかる事ですがYouTubeのチャンネル運営は会社経営にとてもよく似ています。グループ運営は組織運営に繋がります。普通に生きてきたら経験できないような事を本当に多く経験する事ができ、今でも沢山の発見があります。

私も数年後には40歳になります。

今は毎日レコーディング、撮影、編集、データ分析を繰り返し目標である【チャンネル登録者10,000人】を目指してほぼ一日も休みなく稼働しています。

多分私が「アカペラ」も「YouTube」もやっていなかったらこんな忙しくも充実している毎日を送ることはなかったと感じています。私にとって『アカペラ×YouTube』とは人生の価値観を変えた生きがいそのものです。

そしてそれが全てではなく日々成長し変化をしていくものであり未来への希望だと感じています。

これを見ているのが学生であればとても魅力的な世界なので是非遊びに来てみてください。そして社会人で「同じ繰り返しの毎日」に憂鬱を感じている、もう一度あの輝かしい青春時代を、栄光を取り戻したいと感じているのであれば是非足を踏み入れてみてください。高校生、大学生とアカペラに取り組んできた音楽を楽しみ、学び、苦しんだ経験がある人はとてもやりがいがあるステージだと感じています。

最後に。現役&元アカペラーの皆様へ

最後まで読んで頂きありがとうございました。気付いたらとんでもない量の文章を書いていました。

カメラの前や人前で話すことは得意なのですが文章はからっきしで今までブログも書いた事がありませんのでまとまりのない文章になってしまいすみません。

今はまだ何者でもないただのアラフォー男性ですがいつか『何かを成し遂げた何者か』になろうと日々邁進しております。その中で経験した事、学んだ事がまだ若い皆様に少しでも何かの役に立てばいいなと思い今回この記事を書かせて頂きました。

社会人から始めたアカペラなので学生の頃のアカペラ仲間やサークルの仲間などもいなしルールや価値観なども違う所も多々あったかと思いますがどうかお許しください。

そしてもし「参考になった」「共感できた」等この記事を読んで前向きな気持ちになって頂いたらYouTubeでもTwitterでもいいので話しかけてください。

そして是非「お友達になって下さい」(笑)

それでは長々失礼いたしました。

これからも良きアカペラLIFEを。良き人生を歩めるよう共に頑張りましょう。

音楽ユニットRe:one’s youth

こうた

本記事はアカペラアドベントカレンダー2020の記事です。記事一覧はこちら