こんにちは!学生編集部です!
先月は、Twitterのスペース機能を用いて、これまでの記事の振り返りや雑談を楽しみました。参加してくださった方々ありがとうございます!
今回は、社会人でありながら趣味の陸上競技とアカペラ鑑賞を両立されているもりじゅんさんにお話を聴いてきました!
ゲスト紹介
“もりじゅん”こと森淳喜さん。
現在、社会人2年目。幼い頃から陸上競技に励み、2020年の箱根駅伝に出場。
駅伝ランナーの傍で、小学生の頃からという生粋のアカペラ好きな一面も持つ。
「アカペラには陸上にはない良さがある」と語るもりじゅんさん。
2021年3月には、大学生アカペラを紹介するTwitterアカウント「アカペラいぶらりー」を開設。
「ハモネプ」で心奪われたアカペラ
Q,アカペラにハマったきっかけを教えてください。
ーまず、小学4年生のときにハモネプを初めて見てアカペラを知りました。たまたま兄と一緒に見ていて、ボイパ(ボイスパーカッション)に釘づけになりましたね。「どこから音でとん?」って思ってました(笑)。
もともと合唱が好きで、ソプラノやアルトなどハモった瞬間の心地良さを感じていましたが、自分たちよりも綺麗なハモリでかっこいいなと思いました。グループの一体感にも心惹かれましたね。
そのときは第4回大会で、『Soft Voice』さんが優勝したんですけど、その演奏が強く印象に残っています。4声のハーモニーがきれいで心奪われました。
それが初めてのきっかけでしたが、その後もハモネプの放送があるときには「見たい!楽しみ!」って思うようになりました。
担任の先生にまで「今日ハモネプがあるから見てね!」とアナウンスするくらいに!
Q.その「好き」の思いとは、具体的に表すとどうなりますか?
ー「大学生ってなんでもできちゃうんだな。かっこいいな。」という思いですね。
自分自身、音楽をやっていなかった分、「ここがすごい」っていうのはうまく言葉にできませんでした。
でも、この一瞬にかけてる!貴重な学生時代、このハモネプにとんでもなく練習して臨んでる。その一生懸命さが伝わってくるのは自分の中で大きかったです。
Q.アカペラを聴くときのこだわりはありますか?
ーバチバチに備えます!スピーカーの音を大きくしたり、イヤホンでノイズキャンセルにして聴いたり。アカペラを聴くときは表面の音だけではなく、ベースやボイパなどの低い音も全部含めて聴きたい思いがあります。
目が開いてるときは映像も見ますね。アカペラって結構パフォーマンス要素が大きいと思っていて。CDや音源もありますが、映像も通してアカペラだなと。衣装もそれぞれの個性が出ていて好きです。
Q.たくさんアカペラを聴いてきて、自分も歌ってみたいという思いはありませんか?
ーめちゃくちゃあります!大学にアカペラサークルはありましたが、陸上をしていたので兼部できなかったんです。機会があればコーラスにチャレンジしたいです!
「アカペラいぶらりー」を通じて大学生アカペラを発信
Q.今年(2021年)3月に開設された「アカペラいぶらりー」ですが、どのような思いがあるのでしょうか?
ー自分の供給先をつくりたかったのが一番です。
小学校や中学校で、ハモネプを知っている友達はいても「ここがすごい!このハモリがたまらんよね!」と深く話せる友達はいませんでした。
だから、SNSを使って自分が感じているアカペラに対する魅力を発信していけば、アカペラが好きな方と繋がれ話が広がっていくのでは、と考えて「アカペラいぶらりー」を立ち上げることにしました。
また、大学に入って初めて、アカペラについて深く話せる友達ができたのも大きな理由です。それが嬉しくて、直接的ではありませんが、その恩返しになるよう「アカペラいぶらりー」を通じて今の大学生のアカペラ活動を中心に発信していけたらなと思いました。
Q.アカウント開設後、反響ありましたか?
ーはい!紹介したバンドの方から感謝の声をいただけたのが嬉しかったです。
実はこの活動は、以前、箱根駅伝に出場した際に、選手のことを毎日のように発信している方がいらっしゃって自分のことを紹介してくださったときの嬉しさをヒントに始めました。
活動を広めることで、そのアカペラーさんの力になれたらなと思っています。
Q.今後の活動において、何か目標はありますか?
ーいつか主催ライブを開きたいです!ただ、それは一つの手段に過ぎません。目的はアカペラの魅力を一人でも多くの人に知ってもらって自分の輪を広げることです。アカペラについて深く喋れる友達が増えたら良いなと思います!
惹かれたのは「ハーモニーの奥にある一体感」
Q.アカペラ鑑賞と目標に向かった努力とで何か関係はあると感じますか?
ーアカペラ-さんへの憧れが自分の根底にあるのかなと思います。
でも、アカペラはグループで評価されるので、より一体感が必要とされると思います。その一体感を生む過程では、意見のぶつかり合いなど上手くいかないことが多くあるだろうと感じました。
陸上だと区間賞のような個人評価があるので、ある部分自分が評価されるには?って考えることもできるんです。でもアカペラの、グループだからこそ求められる一体感は自分の経験にはないものでしたし、憧れています。
Q.では、もりじゅんさんにとってアカペラとはどのような存在ですか?
ー僕にないものがあるように感じます。
ずっと陸上をしてきた分、個人で評価されてそれが良ければOKというのが自分のどこかにありました。だから、アカペラで感じる「大変だけど、みんなで進もうよ」という気持ちは自分が欲しかった感情です。グループで頑張るからこそ、誰かが欠けてはいけないし、音が外れてはいけないですよね。
だから、僕はアカペラのハーモニーの奥にある一体感に惹かれているんだと思います。初めてアカペラを聴いたときも、毎日のように聴いていたときも、アカペラのハモリはもちろんですが、その一体感にとても感動していたように思いますね。
Q.最後に、アカペラーに向けてメッセージをお願いします。
ーアカペラ―さんってすごいな、という思いを伝えさせてください。
陸上は良いタイムを出せば、周りが盛り上げてくれる要素が大きいと思っています。でも、アカペラは自分たちを知ってもらうスキルが求められると思んです。自分たちグループがどういうカラーでやっていくのか、衣装やSNSでの広報も一生懸命工夫されていますよね。
本当に皆さん、こだわりを強く持たれていてすごいな、と。それはきっとビジネスにも生きてくる部分かなと思います。いつも勉強させてもらっています!
そして、AJPさんの活躍も応援しています!
ー(学制編集部)ありがとうございます!私たちも、もりじゅんさんの益々のご活躍をお祈りしております!
最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
もりじゅんさんのアカペラへの熱意が伝わってきたインタビューになりました。その気持ちに感化され、私たち学生編集部も改めて、前を向いて頑張っていこうと感じました!
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