みなさまはじめまして!この度、新しくAJP編集部の一員となったSachieです!どうぞよろしくお願いします。
私が所属する、うたうだけでなくさまざまな形でアカペラを楽しむアカペラサークル「ACAPPELLER.JP(略してAJP)」では、「Slack」というオンラインチャットでおしゃべりしたり、アイデアの企画・運営がされています。
今回は、9月18日に迎えたAJP設立1周年を記念して、AJPの活動の中で唯一サークル員がオフラインで実際に集まって作品を作り上げた活動「SameThingを歌おう」をpick up!
2019年10月リリースされた星野源さんの楽曲「SameThing」をアカペラカバーにして歌った動画をもとに、企画を立ち上げ中心となって活躍された「Ryu」さんとアカペラアレンジを担当された「ちから」さんのお二人に当時のお話をお聞きしました(^^♪
登場人物
AJP編集部員。好奇心旺盛、鳥になりたい。
SameThing企画の立案者。三度の飯と、歌が好き。
SameThing企画のアレンジを担当。最近のマイブームはリングフィットアドベンチャー。
「SameThingを歌おう」
歌わないアカペラサークルなのに歌っている
「歌わないアカペラサークル」なんだけど、みんながリアルに集まって歌ってる動画があるっていうのが面白くていいなと思ったんですが。。。
はい(笑)
実際の動画を見るとサークルの雰囲気がわかって楽しいなっていうのはありますよね。
基本的にオンラインのアカペラサークルなんですけど、オフ会的に何かをするっていうのが、たぶん今までやったことないと思うんですよ。飲み会も含めて。企画自体はアイデアとしてはあるんですけど実際にやってるのってないんですよね。
この曲を歌ってみて親睦が深まったこととかありますか?
新しい取り組みというか、今までとは異なるやり方をしたのは撮影後の動画の制作もみんなでやったんです。撮影収録終わった後に、動画を作る班と音源の補正する班に分かれて同時に行って、その日のうちにだいたい形にしちゃったんです。
ええええええええええ!すごい!
なので、クリエイティブなことに関心のある人が結構多いなって思ったんですよ。そこがだいぶ今までやってたアカペラとは違う傾向の人たちが集まったなあって感じた部分ですね。こうやって記事にするっていうのも普通のサークルだとやらないじゃないですか。
ああ、確かにそれは。ふ~~~むふむ。
この企画、言い出しっぺがRyuさんなんですよね。
そうですね。
立ち上げる時って一緒にやろうよ~って声を上げたと思うんですけど、そのあとどうやってメンバーが集まってきた感じなんですか?
過去ログを見ればわかると思うんですけど。。。いつ頃だっけな。。。冬ぐらいだったような。。。
Ryuさんが過去のログをたどって当時の内容を見せてくれました。
これが一番最初の企画書的なやつんなですけど、「人気曲をひたすらカバーして動画をアップロードする企画」っていう感じで立てたんです。
すごいしっかり計画立ててますね!これはご自分で考えて・・・?
ああ、そうですそうです、完全に個人で(笑)。
うわあ、すごい!企画書を投稿してからアレンジしてくれる方が見つかって、、、。
で、Shigeさんが一眼カメラを持ってきて撮影してくれたり、録音機材は自分が持って行って撮ったって感じですね。
一日で完結したんですね!
実際集まったのはそうですね、1日ですね。
すごい!やっぱり一人一人が詳しかったのもあるんですかね!
あと、そもそもオンライン上で何かをやりたいっていう人が中心なので、どんどんチャットベースとかでも進んでいくんで、結構あのへんはやりやすかったかもしれないですね。
なるほどね!やっぱりここ強みですね。
かもしれないですね、実際中にいるとあんまり強みってわかんないんですけど改めて言われると。
サークルの皆さんの得意分野がアカペラだけじゃない
サークルの皆さんがそうですね・・・なんかアカペラとは別に写真とか職業柄パソコンに精通している方とか、得意分野がアカペラだけじゃないなっていうのは感じたんですが。
うんうんうん、確かにそれはあるかもしれないですね。
アカペラだけじゃなくてそういった範囲でも相談にのったりできる人がいるからまた色んな事ができそうですね。
そうですね。ネットだからこそ気兼ねなく話せることって、オンラインだからこそ突っ込んで話せることみたいなのもあるんじゃないかなって思ってます。だからこそいろんな出来ることが見えるので、、、あと、それがログを通して残るのも強いですね。
さっきみたいにね、遡ったりして見返せますもんね。
はい。これがオフラインだとなかなか検索ができないので。なんだったっけ、で終わっちゃうっていうのがありますね。
あはは(笑)うんうん、強みですね!
アレンジについて聞いてみた!
ここで、アレンジ担当されたちからさん登場。制作にあたりいろんな課題もあったようです。
こんにちは~~!
こんにちは~~!
早速ですが「SameThing」を、どんなイメージでアレンジしようっていうのとかはあったんですか?
そうですね・・・なんか経緯的な話をすると、もともと自分はアレンジャーとしてそこに入ってたわけではなかったと記憶していて、いろいろあって代打的なこと書こうってなった気がするんですよね。
そうなんですね!
6人とか7人でやりましょうって話だったのが気が付いたら十何人いて。で、この企画の趣旨は最近出たばっかりの曲を早めにどんどんアレンジしていって、最終的にはそれを楽譜にして売りに出したりとか・・・話がいろいろあったんですが、十何人歌ってる楽譜って売りにくいじゃないですか(笑)
ははは!ほんとですね、需要がね!
自分が譜面を書くってなった前提があって、せっかく集まるんだから全員が活躍の場がある方がいいなと思って楽譜を書き始めましたね。
面白い!
動画を見たときにノリとか、皆さんの息がぴったりだなっていうのがすごく感じられたんですけど、現場で一日で完成っていうのが私的には信じられなくて。
まあ、縦が合ったりしてるのはそれは後からRyuさんたちが編集で頑張ってくれたところはあるんですけど。。。結構大変だったんで(笑)
あははは!
各メンバーが楽譜を見たら役割をわかるようにしておく
ただ、自分が貢献できたところがあるとすると、ビジョンを明確にして楽譜を見たらそれがある程度わかるようにしておくのがいいかなとおもってましたね。で、あとは各メンバーに対して、役割をわかるようにしておく。音を追っていたら何となくそれが見えるようにしておくっていう、そこを大事にして作譜しましたね。
なるほど!
たとえばだれがいいかな。なんかだいぶわかりやすく・・・みんなわかりやすいんだよな・・・・メンバーが個性的なんで。
ハーモニー結構複雑じゃなかったですか?
ハモリは難しい場所によっては流れで入りやすいように、で、難しい移動をするところは基本的に経験値高い人にお願いするっていう形でしたね。
そのメンバーさんに合ったアレンジを渡したっていう感じですかね。
はい。例えば、そうですね、あやねるさんとは結構個性的な声でハーモニーの中では結構聴き取りやすいなるだろうと思ったんでひとりで動くところが多いんですよ。
なるほど~~!え?それは前もって音源をもらったんですか?
そうですね。皆さんのバンドの演奏の音源とかをもらっていて、あ、この人こういう声の人なんだっていうのを事前に把握してから書いてました。
事前にそういったことをふまえて書かれたっていうのは結構な労力じゃないですか?
そうですね、逆に言うと、個人の適正とかを見てから書かないと。今回あの作譜した段階で1回生が二人いたんで、録音した音源をあまり持ってないから力量が測り辛いんですよね。
うんうん・・?1回生?
アカペラ一年目がの方が二人いたので、、、。
あ!そういうことか!うんうん!
はい、失礼しました(笑)1回生って関西しか通用しなかった!(笑)。だからそこは気を付けていました。メンバーのスキルを測るって言うのは労力ではあるんですけど経験値豊かな人はその分、負荷もかかるけど目立つところもあるっていう感じのところは意識してましたね。
文化祭的なノリ!
「SameThing」用のスレッドを通してメンバー同士で質問をしたり、楽曲への認識をすり合わせていく
こういったスレッドを通して質問したり答えたりっていうのを重ねて、共有してみんなが読めるからいいですね。
そうですね。
この企画に限らず、AJPでは基本的にDMを使わないので、みんなで情報が共有されますし、オンラインならではの速度感と便利さがありますね。
情熱あふれた当日。全員で一丸となって取り組んだ
当日は撮影に大体どれぐらい時間がかかりましたか?
一日かかりましたね。あの朝9時から撮っていて午後17時ぐらいまでやって、でそのあと編集作業を行って、、、20時まで、まあ本当に一日ですね。丸一日。
なんかいいですね!このスレッド。あとから読み返してもすごい伝わってきますね。
情熱がすごいですね。特に当日は。
文化祭的なノリに近いかもしれないですね。
ああそれはそういえば言ってましたね!
言ってましたっけ。もうなんか忘れちゃったけど(笑)
次回の企画に向けて、、。
今度はどういう曲をやったら面白いかなとかってありますか?
う~~ん、そうですね。。。。。企画自体は何回でもやったら面白いとは思うんですけど。新鮮さ的なものを維持し続けるようにするには例えば、、、その中で役回りを変えたりして「今回は自分がアレンジしますよ」とか。動画にするまでの工程や役割が結構偏っちゃう部分もあったりだとか、その辺の折り合いをどうつけるか、、、。
うんうん。
基本的にコンテンツベースだと、ライブとかとは違って結構冷静な目で見られてしまうので、何かと比較されたりとかすることがやっぱり多くなっちゃうので。そうするとやっぱりオリジナリティとか独自性、新鮮さみたいなものはライブとかのコンテンツに比べたら重要視される分野なのかなあとは思いますね。
なるほど。私もAJPに入ったばかりですが、このサークルに入っていると、面白そうな企画がどんどん立ち上がっているので、こればっかりにこだわんなくてもいいっていう気楽さはあるかもしれないですね。
そうですね。その時その時思いついたことを形にするっていうのも全然!
最後に一言お願いします♫
「SameThing」やってよかったな、っていうは何かありますか?
オンラインのサークルなんで、オフ会の一つとして歌うっていうのは全然いいなって思いましたね。そこで実際に顔を合わせるっていうことに、この企画が成り得るんだったら続ける意味はあるのかなっていう気はしてます。
そうですね・・・・自分の場合は、個人的な話になっちゃうんですけど。
楽譜のブランクが長かったんで、去年の夏ぐらいからじわじわまた譜面を書いてたりしてたんですけど、あんまり人目につかないところでやってたので。歌ってもらう人も新しい仲間内に出すっていうのが、もう本当に新鮮でしたね。同時にすごいプレッシャーも多少はあってうまくいくかなっていうところはありつつも、結果的にみなさんのおかげでいい作品になったので、自分自身にとっても自信になったなっていう感じで思ってます。
あと、歌うだけの関わり方じゃなくて例えば、サークルライブとかだと、裏方ですごく頑張る方とかもいたりすると思うんですけどそれと同じようなノリで、ただ撮影として1日参加してくれたりしてるのでそういうかかわり方も全然あったりとか、自分の強みを動画の中で生かすこともできるっていうのはあると思います。
まとめ
今回お二人へのインタビューを通して「SameThimg」を企画・運営のオンラインでのスピード感と、参加するメンバー一人一人がそれぞれ得意な分野で活躍できる強み、さらにアカペラのアレンジで個性に着目すことで楽しみ方もたくさんあるんだなあと感じました。お二人のお話がとてもが面白くて長時間になってしまいましたが、Ryuさん、ちからさん、お忙しい中ありがとうございました。
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