アカペラアイドルバンドを盛り上げる!“アイドル市場”での活躍へ期待!

アカペラアイドルバンドを盛り上げる!“アイドル市場”での活躍へ期待!

こんにちは、AJP編集部のわくです!

アカペラのアイドルバンドをみなさんは見たことがありますか?
今回はアカペラアイドルバンドの活動サポートをされている中島さんに、その活動内容やアカペラアイドルバンドにかける想いをインタビューしました。

インタビュー登場人物

中島さん
中島さん

アカペラアイドルバンドのサポート活動をしている。大学生時には玉川大学アカペラサークルハモリアソビに所属し、Harmony&Dancingというイベントの主催をしている。

わく
わく

AJP編集部員。筑波大学アカペラサークルDoo-Wopに所属している大学2年生。アイドルは乃木坂46が好き。

幅広くアイドルバンドをサポート

わく
わく

お忙しい中、お時間を作ってくださりありがとうございます!
どうぞよろしくお願いします。

中島さん
中島さん

よろしくお願いします!

わく
わく

早速ですが、中島さんはアカペラアイドルバンドの活動サポートをされているとのことですが、例えばどのようなことをされているのですか?

中島さん
中島さん

アカペラアイドルバンドの公式ホームページ作成、生配信アプリ「SHOWROOM」の活用支援、そして「Harmony&Dancing」というアイドルイベントの主催などを行なっています!

わく
わく

すごいたくさん・・・!この活動はすべてお一人でされているんですか?

中島さん
中島さん

そうです。私がひとりでやっています。

アイドルバンドをサポートしようと思ったきっかけ

アカペラのアイドルバンドに固定ファンが少なくて寂しいと感じた

わく
わく

アカペラアイドルバンドのサポートをするきっかけはなんだったのでしょうか?

中島さん
中島さん

まずはアカペラに限らずアイドルグループのことが好きだというのはありますね。

わく
わく

なるほどです!

中島さん
中島さん

直接的なきっかけは、大学生のときサークルの先輩に薦められて初めて観に行ったアカペラアイドルバンドが出演するアカペラライブです。そこでは「ユニドル(アイドル曲のコピーダンスを披露する大会)」に比べて、アカペラのアイドルバンドには固定ファンが少なくて寂しいと強く感じ、なんとかサポートしたいと思ったんです。

わく
わく

なるほど、一般的にアイドルイベントではアマチュアでも大学生でもファンが定着しているっていう背景があるんですね。たしかに大学生のアカペラバンドだと固定ファンってなかなか少ないですよね。

「アカペラ」ではなく「アイドル」として

中島さん
中島さん

またアカペラアイドルバンドはどんなに頑張って活動していても、通常のアカペラの大会とかだと上に勝ち上がるのが難しいと思うんです。だって踊って歌うとどうしても音がズレてしまいますし、踊らないで歌う通常のアカペラグループに比べたら音の安定性は落ちてしまいます。

わく
わく

確かにおっしゃる通りですね。

中島さん
中島さん

だからこそ歌の質が求められる「アカペラ」という土俵で上に行くのは難しいと感じて、別の土俵、つまり「アイドル」という土俵でも露出していけるようサポートしたいとも思いました。

わく
わく

なるほど、アイドルバンドに新しい活動の選択肢を提供しているんですね!

アイドルイベントHarmony&Dancing

Harmony&Dancingのロゴマーク
わく
わく

先ほど、Harmony&Dancingというイベントを主催されているとのことでしたがそれはどういったイベントなのですか?

中島さん
中島さん

大学生のアカペラのアイドルバンドとコピーダンスグループの合同ライブです!これまでに2018年の3月と7月に2度開催し、今後もまた開催したいと考えています。

わく
わく

アカペラのバンドとコピーダンスの合同ライブは初めて聞きました!まさに先ほど仰っていた「アイドルとしての活躍の場」ですね。
イベントには、アイドルイベントならではの特徴があるのですか?

中島さん
中島さん

もちろんです!大きく2つあります。「物販やチェキなどの交流会」と「演奏時のスクリーン使用」です。

物販やチェキなどの交流会

中島さん
中島さん

まずは1つめの特徴ですが、僕のイベントでは交流会をやっています。ライブ後の物販とか、チェキを撮ったり。

わく
わく

交流会ですか..!

そういうのは確かにアマチュアのアカペラではあまり聞かないですね。

中島さん
中島さん

そうですね。お客さんに推してもらうにはステージだけでは物足りなくて。交流会があると、メンバーと話す時間が出来るので推してもらえやすいんです。

交流会は僕のイベントの特徴として定着させたいですね。

わく
わく

思い返せば私の好きなアカペラバンドの演奏をみた後に、話しかけたくてもすぐに会場から出なくてはならないので話すタイミングってあまりないですね。

中島さん
中島さん

まさにその通りです。話せてもちょっと話して終わっちゃう。
ブースとかが設けられてないとかろうじて知り合いが一緒に写真を撮れる程度で、初めて見たグループに声をかけやすい環境ではないと思います。
だからスペースやブースを設けて、価格は安くて良いので、少しでもお客さんと出演者が交流できる機会になればと思っています。

演奏時にスクリーンを使用

中島さん
中島さん

あとは、演奏時にスクリーンを使っています。
会場は演者が踊っていてもバックスクリーンがよく見えるところを選んでいます。プロジェクターを使ってコールの時とかに名前やコールの言葉を映したり、PV的な映像を流したりしました。

わく
わく

スクリーンに映し出されていると、もともと知らなかったグループでもコールに参加できますね!

中島さん
中島さん

そうそう。スクリーンを使っているライブもあまり聞かないので、これも私のイベントの特徴の1つだと思っています。

アカペラファン以外にも見てもらえる場にしたい

わく
わく

このイベントを企画運営にするにあたり意識していたことはなんでしょうか。

中島さん
中島さん

アカペラファン以外を意識することです。一般的にアカペライベントにしてしまうとアカペラ好きの方しか来場されないですよね。

わく
わく

そうですね。

中島さん
中島さん

活動の幅を広げ、アイドルファンにもアカペラアイドルバンドを知ってもらうために、アカペライベントとしてではなくアイドルイベントとして開催しました。
こうすることでアカペラを観に来た人がコピーダンスの方を知り、コピーダンスを観に来た人がアカペラの方を知る。お互い知らない層にみてもらうことで、お互いのファンを増やせるかなと。

わく
わく

まさにその通りですね。世の中のYouTuberがコラボをよくしているのは同じ理由ですよね。お互いのファンを行き来させてファンを増やしていっています。

アイドルバンドの未来を想う

わく
わく

最後の質問です。アカペラアイドルバンドのこれからについて、想いがあれば教えてください。

○期生として受け継いでいく

中島さん
中島さん

アイドルバンドにするなら○期生とかでやっていくと良いと思います。

新しいバンドだと知ってもらうところから始めなきゃいけないけど、名前を引き継いでいけばメンバーが変わっても皆から知ってもらえているからイベントに出やすいし、そうした方がファンはつくと思います。

本人たちの意識次第ではありますが。

アイドルバンド以外でも○期生という考えは広げていきたいですね。

わく
わく

確かに、○期生として続いていくバンドはアマチュアではほとんど居ないように感じます。

特に大学生だと4年間でサークルを卒業してしまうことが多いので、せっかく有名になったバンドもそれと同時に卒業してしまうのは寂しいですね。

アカペラに固執しすぎない

中島さん
中島さん

あとは、アカペラの市場からもっと離れていっても良いと思っています。でもアカペラサークルに入ってるからそこはなかなか難しいのかな…

わく
わく

ふむ、もっと離れる、ですか。

中島さん
中島さん

アイドルに限ったことではなくて、ディズニーの曲をカバーしているバンドとかは、ディズニーのイベント出ようとしてもいいんじゃないかって思うんです。

アイドルバンドに限らずコンセプトのあるバンドだったらそれぞれのカテゴリの中でそのイベントに出て、それぞれの場で活躍して欲しいという気持ちがあります。

わく
わく

アカペラという枠組みに縛られることなく、自分たちがより活躍出来る場に出て欲しいということですね。たしかに、幅広く活動することでより多くの人にバンドを知ってもらうことにつながることになりますね!

中島さん
中島さん

そうです。私のサポート活動では、「アイドル」というカテゴリの中にアカペラが入ってるイメージです。そういう趣旨でイベントをやってるから物販やったりスクリーンを使ったりしています。

わく
わく

私もその考え方には深く賛同します。とっても大事な考え方ですよね。今日はとても興味深いお話をしてくださりありがとうございました!

中島さん
中島さん

ありがとうございました!

編集後記

わく
わく

アイドルという視点からのアカペラに対するお話を聞けて、アカペラのもつ多くの可能性に気づくことが出来ました。
この考えはアイドルバンドに限らずアカペラグループ、そしてアカペライベントの運営など様々な場面で生かすことができると感じました!

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