こんにちは、AJP学生編集部のわくです。
コロナ禍の影響で今年度に入ってから、なかなか対面でのサークル活動が出来ない状況が続いています。そんな中、大学サークルによっては後期授業の開始に合わせて対面での活動が出来るようになったところもあるようです。
そこで、現時点での各大学のアカペラサークルの活動状況をまとめ分析することで地域・大学による状況の違いを明らかにしようと考え、同編集部のわくが大学アカペラサークルを対象にしたアンケート調査を実施しました。
本記事では、そのアンケートの集計結果についてお知らせいたします。
本調査と併せて、サークル幹部にインタビューしている連載企画「ウィズコロナの活動インタビュー」や、AJPのたっきーさんが大学・社会人問わずに調査した「コロナ禍におけるアカペラ活動調査結果」もご覧ください!
目次
本調査について
調査主体
この調査・集計はAJP編集部のわくが主に行い、アンケートの拡散においてはアカペライベント「おとのわ、こえのわ。」の管理人さんの協力を得て実施しました。
調査目的
アカペライベントやアカペラサークルを運営されている方々の今後の運営の参考としてや大学との交渉材料として、アカペラに携わっている多くの方々に役立てるような資料を作成しようと考え、この調査を実施しました。
調査方法
アンケートフォームをTwitterや大学アカペラサークル渉外係のLINEグループにて共有し、集まった回答を全体と地域別でそれぞれ集計しました。
実施期間:2020年10月1日~15日
有効回答数:73サークル
アンケートの質問内容は以下の通りです。
選択式質問
- サークルの所在地
- 対面でのサークル活動について
- 学校外でのアカペラ活動について
- 新入生の数の推移
- 新入生(仮入サ含む)の数について
- (新人発表を含む)サークルライブについて
- 【サークルライブをされた(する予定のある)サークル】ライブ形態について
- 今年度の合宿について
自由記述式質問
- 対面で活動をする上で制限があれば教えてください。
- サークルライブの感染対策について何かあれば教えてください。
- リモートアカペラの練習や指導方法があれば教えてください。
- サークル運営について課題があれば教えてください。
調査結果
本調査のフルレポートはページ下部よりダウンロードいただけます。本記事では一部抜粋してご紹介いたします。
全国73サークルから回答いただく
全国各地の73サークルから回答をいただいた。首都圏のサークルからの回答が最も多く全体の34.2%を占め、次いで関西のサークルからの回答が多くなっている。
約3割のサークルが活動再開
全国的に見ると、すでに活動が再開しているサークルの割合は約3割。一方で、いつ対面での活動を再開できるか分からないというサークルも全体の約2.5割を占めています。すでに対面で活動している割合が最も低いのは首都圏であり、今年度は対面での活動ができないサークルも見られました。
約3割のサークルが学外活動を許可されている
学校外でのアカペラ活動を許可されている割合が最も高いのは九州・沖縄でした。許可されているサークルも条件が設けられていることが多く、事前の申請や活動人数制限、大会は不可、などが挙げられました。
新入生の数が減ったサークルが過半数
全国的に見ると、新入生の数が減ったというサークルが過半数を占めており、まだ新歓活動が出来ていないというサークルも見られました。地域別にみても地域に関係なくコロナによる影響を受けていることが分かります。
調査レポートダウンロード
本調査の結果は、ご協力いただいた方々へのお礼として、またコロナ禍において今後のアカペラ文化をどう守り育てていくかを一緒に考えていくための基礎資料として、みなさまに広く共有知として活用いただけるようにPDF形式の45ページにわたるレポートにまとめています。
先ほどの概要でご紹介しきれなかった項目も含めて、詳細はこちらのレポートをぜひご覧ください。
最後に
アンケートにご回答いただいた73サークルのみなさま、アンケート拡散に協力してくださったおとのわ管理人さん、そしてレポート制作をサポートしてくださったAJPのみなさん、ありがとうございました。