【第二回調査報告】コロナ禍における大学アカペラサークルの活動状況(2021年2,3月調査)

【第二回調査報告】コロナ禍における大学アカペラサークルの活動状況(2021年2,3月調査)

こんにちは、AJP学生編集部のわくです。

コロナ禍の影響で昨年の春から、東京を中心になかなか対面でのサークル活動が出来ない状況が続いています。そんな中、大学サークルによっては対面での活動が出来ているところもあるようです。

そこで、現時点での各大学のアカペラサークルの活動状況をまとめ分析することで地域・大学による状況の違いを明らかにしようと考え、同編集部のわくが大学アカペラサークルを対象にしたアンケート調査第二弾を実施しました。

本記事では、そのアンケートの集計結果についてお知らせいたします。

本調査と併せて、2020年に行った一回目の活動調査のレポートもご覧ください!

本記事では、第一回の調査との比較も行います。

本調査について

調査主体

この調査・集計はAJP編集部のわくが主に行い、アンケートの拡散においてはアカペライベント「おとのわ、こえのわ。」の管理人さんの協力を得て実施しました。

調査目的

アカペライベントやアカペラサークルを運営されている方々の今後の運営の参考としてや大学との交渉材料として、アカペラに携わっている多くの方々に役立てるような資料を作成しようと考え、この調査を実施しました。

調査方法

アンケートフォームを大学アカペラサークル渉外係のLINEグループにて共有し、集まった回答を全体と地域別でそれぞれ集計しました。

実施期間:2021年2月24日~3月24日
有効回答数:69サークル

アンケートの質問内容は以下の通りです。

選択式質問

  • サークルの所在地
  • 対面でのサークル活動について
  • 学校外でのアカペラ活動について
  • 新二年生の数の推移について
  • 新二年生の具体的な数について
  • 2020年度のサークルライブについて
  • 【サークルライブをされた(する予定のある)サークル】ライブ形態について
  • 合宿について

自由記述式質問

  • 対面で活動をする上で制限があれば教えてください。
  • サークル員のモチベーションを維持するために行っていることがあれば教えてください。
  • 役職の引き継ぎについて工夫していることがあれば教えてください。
  • 他サークルの運営について聞いてみたいことや知りたいことがあれば教えてください。

調査結果

本調査のフルレポートはページ下部よりダウンロードいただけます。本記事では一部抜粋してご紹介いたします。

全国69サークルから回答いただく

全国各地の69サークルから回答をいただいた。首都圏のサークルからの回答が半数近くを占めているが、北陸以外の全地域から回答を得ることができた。

約4分の1のサークルが対面での活動が出来ている

いつ対面での活動を再開できるか分からないサークルが44.9%を占めている一方、すでに対面で活動しているサークルも26.1%みられた。また、地域別でみると首都圏は対面での活動が出来ていないサークルが多い一方、同じく人口の多い東海や近畿では対面での活動が出来ているサークルが比較的多くみられた。

前回の調査結果との比較

全体的に、対面での活動ができているサークルの数は2020年10月に比べ減っていることが分かった。また、「いつ対面での活動を再開できるか分からない」という回答の割合も26%から44.9%に増えており、活動再開の目処が立っていないサークルが増えたことが分かった。

新入生の数が減ったサークルが過半数

新二年生の数は例年に比べ減ったというサークルが最も多く71%を占める一方、増えたというサークルもいくつかみられた。

前回の調査結果との比較

全体的に、新歓活動中であるというサークルの割合は減った一方、新二年生の数(新入生の数)が減ったというサークルの割合が増えていることが分かった。この傾向は地域に関係なくみられるため、全国的に新二年生の数(新入生の数)が減っていることが分かった。

サークル員のモチベーションを維持するための活動

全国的に対面での活動に制限がかかっている中、サークル員のモチベーションを保つことはどのサークルにおいても1つの大きな課題となっていると思います。

そこで各サークルから、モチベーションを維持するためにどのような活動を行っているのかを聞いてみたところ、オンラインでのライブ・全体会・リモアカなどサークルによって活動内容は様々であることが分かりました。
ぜひみなさんの所属するサークルでも、こちらを活動の参考にしていただけると幸いです。

調査レポートダウンロード

本調査の結果は、ご協力いただいた方々へのお礼として、またコロナ禍において今後のアカペラ文化をどう守り育てていくかを一緒に考えていくための基礎資料として、みなさまに広く共有知として活用いただけるようにPDF形式の46ページにわたるレポートにまとめています。
先ほどの概要でご紹介しきれなかった項目も含めて、詳細はこちらのレポートをぜひご覧ください。

調査レポート(PDF形式 / 2MB)

最後に

アンケートにご回答いただいた69サークルのみなさま、アンケート拡散に協力してくださったおとのわ管理人さん、そしてレポート制作をサポートしてくださったAJPのみなさん、ありがとうございました。

関連記事

カテゴリー

Caterogry