アカペラをやりたい中学生・高校生へ!アカペラスタートマニュアル【①準備編】

アカペラをやりたい中学生・高校生へ!アカペラスタートマニュアル【①準備編】

中学生、高校生のみなさんこんにちは!AJP編集部の吉田です!「もっとアカペラを楽しくできるように!」と思いを込めて、様々なアカペラサービスを提供しているKing of Tiny Roomという会社で活動しています。

きっとこの記事を読んでいる中学生・高校生のみなさんは、アカペラがしたいけれどどうしたらよいかわからない…!という方が多いのではないでしょうか。そんなみなさんがアカペラの第一歩を踏み出すための手順をまとめ、記事にしました!ぜひ参考にしてみてくださいね。

  1. 準備編(いまココ)
  2. 練習編
  3. 発表編

アカペラバンドの構成を知ろう

日本でメジャーなアカペラバンドの構成はリードボーカル1人、コーラス3人、ベースボーカル1人、ボイスパーカッション1人の合計6人です。男女割合は以下のパターンが一番歌いやすく、ハードルが低い構成になると思います。

  • リードボーカル 男/女性
  • トップコーラス 女性
  • セカンドコーラス 男/女性
  • サードコーラス 男性
  • ベースボーカル 男性
  • ボイスパーカッション 男/女性
AJP編集部
AJP編集部

メンバー全員が男性の「ヤロバン」、メンバー全員が女性の「ギャルバン」といった構成もありますが、音域などの関係で演奏難易度は高くなるため、最初のアカペラにはハードルが高いかもしれません。プロのアーティストですと、ゴスペラーズはヤロバンで、Little Glee Monsterはギャルバンですね!

バンドメンバーを集めよう

アカペラバンドの構成がわかったら、次にバンドメンバーを集めましょう。大学生の場合はアカペラサークルという部活みたいなものがあるので、サークルに入れば自然とメンバーが集まるのですが、中学・高校生はそうはいかないもの。きっとこの記事を読んでいるあなたの学校にもアカペラ部はないですよね。

1. 身近な人に声をかけよう

やはりこれが一番手軽で、一番集まりやすいです。クラスメイト、仲の良い友達、カラオケ仲間、バンドをやっている友達…、など。LINEを送ったり、直接声を掛けたりしてみましょう!(ちょっと緊張するかもだけれど大丈夫!みんな同じです!)

2. SNSで発信してみよう

TwitterやInstagram、LINEのタイムラインで「アカペラやってみたいんだけれど一緒にやりたい人いない?」と発信してもよいですね!意外と人が集まるかも!大学生や社会人も、SNSでの発信をきっかけにバンドを結成することがたくさんあります。

AJP編集部
AJP編集部

ただしSNSの場合は、見知らぬ人からも反応があるかもしれません。トラブル回避のため、細心の注意を払って対応してくださいね!

3. 募集掲示板を使ってみよう!

インターネット上にはメンバーを募集する掲示板が存在します。メンバーを募集しているバンドを検索したり、その逆に自分をメンバーに混ぜてほしいです!と名乗り上げることができます。

4. 大学サークルに入ってみよう

一部の大学サークルは中学生・高校生の入会も許可しているところがあります。近くの大学アカペラサークルの情報を調べてみましょう。公式Twitterアカウントを持っているアカペラサークルは多いので、DM(ダイレクトメール)で質問してみるとよいでしょう。

5. 社会人サークルに入ってみよう

上記大学サークルと同じく、中学生・高校生の入会を許可している社会人サークルもいくつか存在しますので、公式Twitterアカウントから連絡してみましょう。

楽譜を入手しよう

メンバーが集まったらアカペラ専用の楽譜を用意する必要があります。アカペラで歌うためには基本的に楽譜が必要です。例えばギターやピアノはインターネットでコード進行を調べればすぐに弾き語りできちゃいますが、アカペラは残念ながらそうはいきません。合唱と同じで楽譜が必要なのです。

楽譜を入手する方法は、主に次の2つあります。

1. ネットで購入する

最近ではオンライン上で楽譜を販売しているサイトがあるので、歌いたい曲を見つけて購入してみましょう。どこで買えばよいか迷う方はアカペラ楽譜専門の販売サイトKing Scoreをオススメします!曲名はもちろん、バンドの人数やアレンジの特徴などから細かく検索ができます!

2. 依頼する

お金に余裕がある場合は、アカペラアレンジ依頼を受け付けている業者に依頼をする方法もあります。大体1曲1万円~3万円ぐらいが相場で、アレンジ内容によって金額は異なります。

アレンジを依頼するメリットは自分たちの能力ややりたいことに合わせて専用の楽譜を用意してもらえることです。市販の楽譜だと、音域や難易度がメンバーに合わず、練習に苦戦する場合が多々あります。

吉田
吉田

宣伝みたいになって恐縮ですが、私の所属するKing of Tiny Roomでもアレンジ依頼は受け付けています!

メンバー集めをしないという選択

メンバー集めしたけれどなかなか集まらない方、メンバーは集まったけれどもっともっとアカペラをしたい方、そういう方にオススメのアカペラの楽しみ方をご紹介します。次のような方法なら、メンバーを集めずにひとりで手軽にアカペラを楽しめます。

1. 音楽アプリnanaを使う

nanaという音楽アプリをご存知ですか?様々なユーザーとスマホ上でコラボ演奏ができるアプリです。nanaにはアカペラ伴奏を投稿しているユーザーが多く、手軽にアカペラ伴奏で歌うことができます。

iOSアプリはこちら
Androidアプリはこちら

吉田
吉田

例えば私が所属しているKing of Tiny Roomもnanaにアカペラ伴奏をアップロードしていますし、YouTuberのとおるすさんもnanaにアカペラ伴奏を公開していますよ!

2. コラボ企画を見つける

オンラインでハモってみよう!という企画がさまざまな所で開催されています。そういった情報を見つけてエントリーしてみるのも手段の1つです。

例えばアカペラYouTuberの加藤ぬ。さんが企画された「パプリカ」、プロアカペラグループINSPiの杉田さんが企画されている「hamo-labo」などがそれにあたります。気楽に参加できるのでオススメです。

3. 学校の先生に相談してみる

部活として

「大学でアカペラをやっていました」という先生はとても増えているので、もしかしたらあなたの学校にもアカペラ経験者先生がいるかもしれません。上手く事が進めばアカペラ部が出来ちゃうかも…?

課外学習として

こちらの動画は、鹿児島県にある鳳凰高校の生徒会のみなさんが自ら立案したアカペラ動画です。生徒会のみなさんのアイデアを元に、学校の先生の協力があって成り立った作品です。

吉田
吉田

うたエール企画のサポートをさせていただきましたが、これに限らず中高生のみなさんの「やりたい!」は全力でサポートさせていただきます!何かあれば本記事の下部にあるお問い合わせからご連絡ください!

授業でアカペラ

音楽の先生に相談すれば授業でアカペラを取り扱うこともできるかもしれません。アカペラ教育プロジェクトというものがあり、学校の先生や大学で音楽の授業を研究する教授のみなさまが協力し、音楽の授業で使えるアカペラ教材や指導方法を開発しています。すでに日本でもいくつかの学校でアカペラ授業を行っています。

音楽の先生にこちらのページをご紹介いただければ、事がうまく進むと思いますのでぜひご紹介くださいませ。

準備が整ったら練習しよう

今回の記事ではアカペラを始める準備についてご紹介しました。
次の「練習編」では、実際にどのように練習を進めていくかについて解説しています!

  1. 準備編(いまココ)
  2. 練習編
  3. 発表編

最後に

困ったときは

実際にアカペラをやってみたけれども壁にぶつかった方、わからないことがある方、保護者のみなさん、学校の先生、全力でサポートいたしますのでKing of Tiny Roomまでお問い合わせください。Twitterをされている方は、私個人アカウントまでDMにてご相談いただいても構いません。

学校の先生へ

私の所属するKing of Tiny Roomではアカペラ教育プロジェクト1.0という活動を行っております。音楽科教育を研究する内田教授を始め、日々教壇に立つ教諭のみなさまたちと協力し、アカペラを授業に活用する教材や指導方法を開発しております。アカペラの活用にご興味のある方は、こちらよりお問い合わせください。

アカペラの普及に興味がある方へ

オンラインアカペラサークルACAPPELLER.JP(以下、AJP)で一緒に活動しませんか。AJPには様々なバックグラウンドを持つアカペラーが多く所属し、おのおのが興味のあるプロジェクトに参加していろいろな形でアカペラを楽しんでいます。
アカペラの普及についてもAJPで積極的に取り組んでいることですので、ぜひみなさんと活動できたらと思います。ご入会お待ちしております!

以上!
しっかり準備して、アカペラを楽しみましょう!

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