拝啓、大学一年生の僕へ「アカペラ始めて良かった?」

拝啓、大学一年生の僕へ「アカペラ始めて良かった?」

皆さんお久しぶりです、学生編集部のわくです!

実はこの度、無事大学を卒業することができました!!(2023年3月執筆)
4月からは学生が終わり社会人になると思うと少し不思議な気持ちです。

そこで、音楽未経験だった僕が大学1年生の春にアカペラを始め、それからの4年間をレポートしようと思います!

4年間の活動記録

まずは、自分がどんな人なのかという紹介も兼ねて、4年間どんなことをしてきたのかを簡単にまとめようと思います!(興味がない人は飛ばしていただいて大丈夫です!笑)

音楽未経験からアカペラを始める

小学1年生から12年間ずっとサッカーをしてきた僕ですが、「大学に入ったらアカペラを始めたい!」という想いから、入学してすぐにアカペラサークル「Doo-Wop」に入ります。

そのきっかけはハモネプだったかもしれないし、YouTubeで見た動画だったかもしれないし、思い出すことはできないのですが、どこか、「アカペラ」というものに「青春」を感じていたという感覚は覚えています。

初めてのライブ すごく緊張してますね笑

音楽未経験だった私は、音感もリズム感も皆無だったので、最初はバンドメンバーの足を引っ張ることしかできず..ただ熱量だけは人一倍あったので、平日の昼間に授業を休んで一人で練習する..なんてこともあるくらいには必死に練習していました。

Vocal Asiaをきっかけに学外イベントに参加するように

そんな僕でしたが、1年生の夏に大きな転機が訪れます。

サークルの先輩が「Vocal Asia Festival 2019(in 高松)」に参加することになったのですが、高松が東京にあると勘違いしていた僕は、先輩からのお誘いに速攻「行きます!」と回答。
その瞬間、人生初の四国旅行が確定しました。

そのイベントは、今でも鮮明に覚えているほど衝撃的で、感動的で、とても刺激を受ける内容でした!
日本に居て海外のアカペラーと交流できるってすごく魅力的じゃないですか!?

一番後ろの真ん中で歌っています

Vocal Asiaで大きく刺激を受けた僕は、「繋がりが生まれる場」でもある「アカペライベント」の運営に興味を持ち始めます。

それからは、「おとのわ、こえのわ。」や「Acappella Party」など箱ライブのスタッフをしたり、同期ライブ「FLY♪」を主催したりと、プレイヤー以外の活動を広げていきました。

AJPに入り、イベントの企画を始める

そんな時に訪れたのは、新型コロナウイルスの流行。

イベンターとしての活動を広げていっていた大学1年生の冬、突如としてみんなで歌うことができる場が無くなってしまいました。

そんな時に自分の活動の支えになってくれていたのが、この記事を執筆している主体でもあるオンラインアカペラサークル「ACAPPELLER.JP(通称AJP)」。
コロナ禍で繋がりが大きく減ってしまった中でも、むしろ、活発にアカペラー同士の繋がりが生まれているAJPの様子を見ていると、「オンラインでも繋がることができるんだ!」と考えるようになっていきました。

そんな僕が最初にやったのは「オンラインアカペラ企画」です。

TRY-TONEの「アカペラでゆこう」と、Goose Houseの「sing」をオンラインで合唱しよう!という企画をそれぞれ立ち上げました!

音感もリズム感もなくバンド練習では足を引っ張ってばかりだった僕が、コロナ禍になった後もこうしてアカペラに関わることができ、そしてみんなの繋がりを作っていけるというのは、とても楽しくかけがえのない経験だったなと今でも感じています。

その後、大学3年生になってからはミュージカルを始めたこともあり、AJP編集部やアカペラグループ「suisai」の広報など、プレイヤーとしての活動からは離れてアカペラーを支えるようなところからアカペラに関わっていくようになりました。

アカペラを始めて良かったこと

さて、ようやく本題に入りますが、
「アカペラを始めて良かった?」と聞かれたら躊躇うことなく「良かった!」と答えると思います。

①好きな音楽の幅が広がった

僕自身、元々そんなに音楽を聞くタイプではありませんでした。
知っている曲も少なく、カラオケでもずっと同じ曲を歌っていました。

でも、アカペラをやっていると、バンドで歌ったり、ライブで聴いたり、みんなでカラオケに行ったりと、自然と耳にする音楽も増えていきました。

実は、3年生になってからミュージカルを始めたのも、アカペライベントでミュージカル曲を聞いたことがきっかけでした!

②人との繋がりが広がった

アカペラを始めた頃は、こんなにも繋がりが広がるものだとは思ってもいませんでした。

サークル内で繋がりが生まれることはもちろん、イベントで別の大学の人と繋がったり、オンラインで活動をしていると社会人の方々との繋がりもどんどん増えていきました。

個人的には、アカペラの一番の魅力はこの「繋がり」だと思っています。

最近は対面のイベントも増えたことで、「オンラインでは話したことがあるけど直接会うのは初めて」という状況になることも多く。そんな状況はコロナ前はあまり無かったので面白いですよね。

僕はそれを「二度目の初めまして」と呼んでいるんですけど、いつか流行らないかな..と心のどこかで考えたりしています笑

③思い出が増えた

今振り返ると、僕の大学生活の思い出はほとんどがアカペラがきっかけになっていて驚きました。

アカペラを始めていなかった世界線の自分は、また全然違った生活を送っていたんだろうなと思うし、「わく」という名前ですらなかったと思います。

それはそれでどんな生活をしているのか見てみたい気持ちもありますが、きっと今から1年生の春に戻っても、同じ自分を選ぶと思います。

大学でアカペラを始めて良かったです!!

社会人になったら

そんな感じで4月から社会人になる僕ですが、もちろんやり残したことはあります。

AJP編集部員としてまだまだ色んな人のお話を聞いてみたいし、「suisai」の広報としてもっともっと「suisai」の魅力を伝えられるような人にもなりたいし。

アカペラプレイヤーとして人の心を動かせるような、そんな人にもなりたい。
大学生活の残り2年間でミュージカルの舞台に立ったのも、もしかするとそんな想いがあるからなのかもしれないなと思うこともあります。

どんな形であれ、これからも、死ぬまで、ずっとアカペラと関わっていくんだろうなと思います。

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