【うみねこや×CubiX】老舗アカペラグループ インタビュー

【うみねこや×CubiX】老舗アカペラグループ インタビュー

こんにちは、AJP編集部のわくです。アカペラの歴史をまとめるプロジェクト「Hamory-History(略してハモヒス)」

今回お送りするのは、1998年に結成し今年度で25周年を迎える「うみねこや」と、2003年に結成し今年度で20周年を迎える「CubiX」の2つのご長寿アカペラグループの歴史です!

それぞれのグループのメンバーをお呼びし、これまでの活動について取材させていただきました。

インタビューの様子(2023/3/17)

ゲスト紹介(うみねこや)

1998年結成、アラフィフ&アラ還で構成されるお達者グループ。活動の場は関東一円のストリートイベント、ショッピングモール、ホテル、空港、学校、たまに箱ライブなど。関西(KAJa!!& CASHBOX)、北海道、東北等への遠征経験もあり。
年を重ねてメンバーの顔ぶれや取り巻く環境は変わっても仲間と一緒に音楽を楽しむ時間を手放さず、「普段アカペラを聞かない人たちにも、声だけならではのハートウォーミングなサウンドでほのぼのした気持ちになっていただけたら嬉しい」という思いで歌い続けている。

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かわ

”なんちゃって”ベース担当。「うみねこや黎明期」より居候。
アカペラの世界にとどまらず、ほかのバンドや音楽スタイルの中にいても
存在感を発揮し、楽しんでいただけるグループを目指し、いつしか20余年。
音楽の力が、アドボカシーやインクルージョンに一役担えれば、そんなグループで
ありたいとの思いを抱き活動中。

プロフィール

ゆとり

主に3rd,たまに2ndと4th
音域はほぼバリトン。

1999年結成直後に加入。
半年弱の産休期間と3年間の海外赴任の間、友人に留守を守ってもらってました。

幼少時より親の影響で低音&ハモリフェチに。
完全に耳から入るタイプ。楽典が苦手なアレンジャーなのでメンバー泣かせな楽譜を作成しがちです。

プロフィール

こんきち

2011年助っ人参加開始、2012年正式加入。パートは Top〜3rd、主に 2nd。
転勤生活の先々でアカペラグループを結成、現在はオンライン限定も含めて9つのグループに参加。過去にサニーサイドミュージックから出版されたトライトーンの楽譜浄書を担当しており、現在もたまに浄書仕事請負中。

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プロフィール

ゲスト紹介(CubiX)

2003年結成 3人組アカペラユニット
「声だけなのにできること 声だけだからできること」をテーマに、楽器バンドをルーツにもつMito、Ena、太田昌孝 全員でオリジナルソング作曲に携わる。ボーカルパーカッションからボーカルベースまで様々な音域やパートを歌い分け、音域幅は3人で5オクターブを超える。
国内のアカペラシーンを傍から見続けて20年。近年ではショート動画100曲チャレンジなど、新しい形で発信を続けている。

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「変化を楽しみ、歌う喜びを届ける」アカペラユニット CubiX インタビュー

Mito(みと)

学生時代は弾き語りユニットとしてストリート中心に活動。数々の楽曲コンテストで入賞を果たすなどシンガーソングライターとして才能を発揮。2005年 CubiX加入。なんでもこなせるマルチプレイヤー。多くのCubiXオリジナルソング作詞・作曲を手掛ける。

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Ena(えな)

音楽一家に育ち、小さいころから音楽は生活の一部。「天使にラブソングを」観て以来、声のハーモニーの魅力に取りつかれ、学生時代は関西でアカペラに没頭。2010年 CubiX加入。ヴァイオリンで鍛えられた音感と、超高音までさらりとこなす音域の広さが魅力のハモリ職人。

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太田昌孝(まさ)

母親の影響で小学生からギターを始め、その後ベースに転向し、学生時代はスカパンクバンドでボーカルに専念。2004年 CubiX加入。リード、コーラス、ベース、ボイスパーカッション、どんなパートも対応。ほぼすべての楽曲アレンジを担当するリーダー。

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インタビュアー

河野パパ

社会人アカペラー。長年、合唱・アカペラなど、ハモることを続けている。

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SIN

群馬で活動する社会人アカペラー兼CDコレクター。 上州あかぺら市場代表|騒戯屋☆歌劇団|アカペラCD1000枚所蔵 AJPでは主にハモヒスで活動する。

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結成の経緯

うみねこや:きっかけはネットで「マンハッタン・トランスファーみたいなことをやらないか」

SIN
SIN

「うみねこや」さんの結成の経緯からお聴きしたいのですが、
初代メンバーのかわさんいかがですか?

かわ(うみねこや)
かわ(うみねこや)

一般の人がネットでつながるようになった頃に、
マンハッタン・トランスファー(The Manhattan Transfer)みたいなことをやらないか」と募集があり、
そこに数名が集まったのが始まりです。
それから色々とやっていくうちに今のメンバーになったんですけど、集まるまではお互いの繋がりは無かったです。

SIN
SIN

結成は1998年でしょうか。

かわ(うみねこや)
かわ(うみねこや)

HPにはそうなってるんですけど、グレーゾーンなんですよね。
メンバーが5人で定まったのが1999年頃で、それまでは大勢で歌っていました。

ゆとり(うみねこや)
ゆとり(うみねこや)

1999年に私が入ったんですけど、その後に何人か入ってきて、MAXが12人でしたね。

SIN
SIN

当時は何を歌われていましたか?楽譜もあまり無い時代だと思うのですが。

ゆとり(うみねこや)
ゆとり(うみねこや)

The Longest Time」とか「This Boy」とかですね。
楽譜は耳コピだったと思います。

SIN
SIN

耳コピで楽譜を書かれていたんですね。

CubiX:最初はメンバーを固定せずなんとなく集まった

SIN
SIN

「CubiX」さんの結成の経緯はいかがでしょうか。

まさ(CubiX)
まさ(CubiX)

実は今は結成メンバーがいなんですよ。
ただ、2003年の夏ぐらいにメンバー固定ではなく色んな人に声をかけて、なんとなく集まったのが最初だと聞いています。
その時もやっぱりネットで繋がったそうです。

SIN
SIN

あの時代は結構ネットで繋がることが多かったですよね。
ハモネプブームもありネットで募集多かった記憶があります。
結成当時の名前は「CubiX」ではなく「q∞p(キューピー)」でしたよね。

まさ(CubiX)
まさ(CubiX)

そうですね。
僕が入った頃はバンド名が「q∞p」だったんですけど、
これがまず読めないと。笑
それで、変えようという雰囲気になってバンド名を変えることになったんですよね。
そのお披露目をしたのが2005年か2006年のワンマンライブの時でしたね。

みと(CubiX)
みと(CubiX)

確か、2006年3月の「多作」でのワンマンライブの時に改名したと思います。

SIN
SIN

「多作」懐かしいですね笑
確か、YouTubeでも黎明期から配信をしてましたよね。

まさ(CubiX)
まさ(CubiX)

実は、ヒカキン(HIKAKIN)より早かったです笑
YouTubeが日本でまだβ版だった時からやってました。
全部に手を出して、とにかく先を取っていこうみたいな感じで。
当時新しいサービスは全部アカウントを作ったんですけど、YouTubeだけ残ったという笑

「CubiX」最初の動画(2007/09/21)
なお、HIKAKINの初投稿は「HIKAKIN Beatbox」(2007/9/24)と言われている。
SIN
SIN

ヒカキンより早く!さすがです。
まだアカペラはカバーが多かったような時期から、「CubiX」さんはオリジナル曲を出していたような印象があるんですけど、この辺はみとさんが作られていたんですか?

みと(CubiX)
みと(CubiX)

そうですね 元々ストリートミュージシャンだったのでオリジナル曲を作るのは普通だったんですよ。
自作曲をアカペラでやったらどうなるのか興味があったので、グループ入ってすぐに提案しました。

SIN
SIN

みとさんのような方はグループにとって貴重な存在ですね!

ターニングポイント

うみねこや:「Break Station LIVE」を機にアカペラ以外のイベントに出演するように

SIN
SIN

「うみねこや」さんは、活動を続ける中でターニングポイントなどありましたか?

かわ(うみねこや)
かわ(うみねこや)

「Break Station LIVE」に出たのは大きなきっかけでしたね。
そこって、アカペラに限らない人たちが多く出るイベントで。そこに出てからはアカペラ以外のイベントでも行けると思うようになりました。

SIN
SIN

確か「Break Station LIVE」ってストリートミュージシャンとか大道芸の人もいて、オーディションがあったんですよね。
その中で出演することになって、それからはアカペラ以外のところにも行くようになったんですね。

Break Station LIVE東京駅構内にある情報発信スペース「Break(ブレイク)」にて開催されていた音楽ライブ。年齢・性別・国籍・プロアマ・ジャンル・形態(ソロ/バンド)問わず応募可能だった。
ゆとり(うみねこや)
ゆとり(うみねこや)

それまで出演させてもらっていた「アカペラ公園」も、
出演者がどんどん増えて、だんだんステージが1バンド1曲とかになっちゃっていたので、
「皆さんに譲ります」みたいな感じで出演を控えるようになりましたね。

SIN
SIN

それもきっかけの一つに「Break Station LIVE」があるのかもしれないですね。
その後は転勤や出産などあったと思いますが、

ゆとり(うみねこや)
ゆとり(うみねこや)

そうですね、かわさんが大阪や名古屋に転勤していた時代がありました。
その後、私は2011年に短い産休を取り、ベトナムに行ったのは2015-2018年ですね。

SIN
SIN

社会人にとって転勤や出産というのは、大きな転機になりますよね。
今みたいに「SYNCROOM」があってどこでも練習できるわけではないですし。

こんきち(うみねこや)
こんきち(うみねこや)

集まれる範囲で集まって、練習をしていたという感じですね。

河野パパ
河野パパ

ゆとりさんが海外に行った時はサポートメンバーがいて、
変わらずに活動を続けていましたよね。

SIN
SIN

何年も変わらずに活動を続けてこられたってすごいですよね。

みと(CubiX)
みと(CubiX)

「うみねこや」さんの話を聞いて思ったのは、
「CubiX」は転勤で遠く離れてもやるというのはあまりなかったなと。
ずっと、物理的にみんなが近くにいた状態だったので、
もし遠くに行ってたらどうなってたんだろうってちょっと思いました。
遠くに行っても続けられるのはすごいです。

ゆとり(うみねこや)
ゆとり(うみねこや)

ヘルプに入って支えてくれたたくさんの友人たちのおかげです。

SIN
SIN

20年以上にもなるとブランドですよね。

CubiX:一番は「3人になったこと」

春ペラFESTIVAL2023の様子(2023/3/12)
SIN
SIN

「CubiX」さんにとってのターニングポイントは何でしょうか。

みと(CubiX)
みと(CubiX)

最近になりますけど、一番のターニングポイントはやっぱり3人になったことですかね笑

SIN
SIN

人数が減ってしまった時にサポートメンバーも込みで活動しているグループはよく聞くんですけど、「CubiX」さんは3人のまま活動をされていますよね。
そういった方向性はどうやって決まったんですか?

まさ(CubiX)
まさ(CubiX)

元々3人でやろうと思って今の形になったわけではないんですよ。
3人になった時に、これだけ大幅に人数が減ってしまえば当然「これまでと同じ音楽はできない」ので、もちろん終わらせるという選択肢もあって。
でも、他の2人と話す中で「やめる理由はないよね」となって、今に至ります。

河野パパ
河野パパ

3人になっても活動を続けるとなって、その後はどうやって練習をしてるんですか?

まさ(CubiX)
まさ(CubiX)

今は平日の夜に集まるようになりました。
3人だとスタジオである必要も無くて、「空間さえあれば練習できるよね」っていう感じで集まっています。
6人のときより集まりやすいのはメリットかもしれないですね。

河野パパ
河野パパ

確かに、少ないからこそ集まりやすいというのはメリットになりますよね。
あと思うのは、全員がいろんなパートを歌うんだけど立ち位置が変らないのが面白いなと。

まさ(CubiX)
まさ(CubiX)

これは前からやっていたんですけど、やっと浸透してきましたね笑
バンドだったらポジションが決まっていることが多いと思いますが、アカペラだとステージ上で動けるので立ち位置を変えたくなりますよね。

SIN
SIN

だからこそ、敢えて動かないと笑

まさ(CubiX)
まさ(CubiX)

はい、ステージ中一度も変らないです笑
その代わりパートはかなり入れ替わります

SIN
SIN

PAさん泣かせですね笑
楽譜はどうしてますか?

まさ(CubiX)
まさ(CubiX)

3人用の楽譜を作ってます。
既成譜はほぼないですね、まずあまり売ってないし。

SIN
SIN

3人だとアレンジ難しくないですか?

まさ(CubiX)
まさ(CubiX)

難しいですけど、面白いですよね。
「この音は抜いてもいいかな」と考えたり、実際に合わせてその場で変えたり。
特に人数が減るほど、譜面上の音と、実際歌った時の音のギャップがあると思います。
3人でもできることを知ってほしいし、メンバーが減っても活動できるというモチベーションになればいいなと思ってます。

グループ間ではなく、個人間の繋がりがあった

SIN
SIN

元々、「うみねこや」と「CubiX」でお互いの繋がりはありましたか?

ゆとり(うみねこや)
ゆとり(うみねこや)

たしか、「q∞p」の時に一回会っているんですよ。
なんて読むのかな」って思ったような笑

まさ(CubiX)
まさ(CubiX)

表記が読めないからこそ、むしろ印象に残ったんですね笑
私にとっては、「うみねこや」さんは”アカペラ心”ついた頃から存在するっていう印象です笑
何度か同じステージに立たせていただいているんですけど、グループ間で何か交流があったというのは無かったと思います。

えな(CubiX)
えな(CubiX)

私は学生の頃、こんきちさんとご一緒したことがあります。

こんきち(うみねこや)
こんきち(うみねこや)

実は、えなさんとまささんとは一緒に歌った事があるんです。
みとさんとだけはまだご一緒したことがなくて。

SIN
SIN

こんきちさんと通した繋がりがすごいですね!

まさ(CubiX)
まさ(CubiX)

そうなんですよ。
みんな、こんきちさんを経由してるんです笑

ゆとり(うみねこや)
ゆとり(うみねこや)

こんきちさんを釣ったのは「うみねこや」くらいしかないんじゃないですか?笑

まさ(CubiX)
まさ(CubiX)

たしかに、珍しいと思います笑

こんきち(うみねこや)
こんきち(うみねこや)

私グループの結成ばっかりしてて、誘われたということはたしかにそれまで無かったですね。

SIN
SIN

グループ間でのつながりというよりは、個人間のつながりがいくつかあったという感じですね!

今後の展望

うみねこや:音楽を聴きたくても聴きに行けない人に、音楽を届けたい

SIN
SIN

「うみねこや」さんの今後の展望は何かありますか。

ゆとり(うみねこや)
ゆとり(うみねこや)

この歳になると、あと何年できるかということですね笑
元気に、体を大事に

SIN
SIN

ドラクエで言うと「いのちだいじに」みたいな感じですね。

かわ(うみねこや)
かわ(うみねこや)

割と僕は切実な問題でね。
車いすだからバリアフリー対応じゃないと笑

こんきち(うみねこや)
こんきち(うみねこや)

でもスタッフさんが舞台の上に担ぎ上げてくれたりしますよね。

ゆとり(うみねこや)
ゆとり(うみねこや)

この前、「まちおん」の時に「OriHime」があったんですよ。

OriHime「オリィ研究所」が提供している分身ロボット。子育てや単身赴任、入院など距離や身体的問題によって行きたいところに行けない人が、距離や身体的問題を乗り越えるために開発された。
横浜音祭り2022・街に広がる音プロジェクトの様子(2022/9/25)
かわ(うみねこや)
かわ(うみねこや)

岩手の人が会場まで「憑依」して、我々のステージを観てくださって。

SIN
SIN

最近は技術が進歩してますもんね。

かわ(うみねこや)
かわ(うみねこや)

音楽を聴きたくても聴きに行けない人ってたくさんいらっしゃるんですよね。
でも僕たちはこうした「出前サービス」ができるので、そういうところにお届けできるかなと思っていて。
そういったことは長く続けていければなと思っています。

SIN
SIN

最近は配信もされていますよね。

《うみねこや》 クリスマスライブ 2022

かわ(うみねこや)
かわ(うみねこや)

それはきんたくんたちのおかげです笑

ゆとり(うみねこや)
ゆとり(うみねこや)

オリジナルメンバーは本当に機械に弱いので、私たちの最大の功績は、きんたさんとこんきちさんをメンバーにできたことですね笑
色んなことができるようになりました。

SIN
SIN

ライブに観に行けない人も観れるような、そんな社会になるといいですよね。

CubiX:アカペラをやりたいけど出来ていない人に、気軽に歌える場所を提供したい

SIN
SIN

「CubiX」さんの今後の展望はありますか?

まさ(CubiX)
まさ(CubiX)

先ほど「観に行けない」というヒントをいただきましたけど、若い時は時間もありますから、色々なところに行って音楽をたくさん浴びることができるんですけど、年齢を重ねると難しくなってくるなと。
自分たちの音楽を聴いてくれている人は、同年代で同じ境遇の方が多いと思います。そういった方々に継続的に音楽を聴いてもらうとなると、配信になるのかなと思いました。
あと、今、一発録りで大量にShort動画を生産しているんですよ。笑

かわ(うみねこや)
かわ(うみねこや)

CubiX版のファーストテイクですね笑

まさ(CubiX)
まさ(CubiX)

今はまだ30曲くらいで、目標は100曲やろうと思っているんです。

ゆとり(うみねこや)
ゆとり(うみねこや)

TikTokはやらないんですか?

まさ(CubiX)
まさ(CubiX)

やったことないんですけど、やった方がいいですかね?

SIN
SIN

YouTubeのように撮ったものをそのままあげれますよね。

まさ(CubiX)
まさ(CubiX)

勉強しようかな笑

SIN
SIN

今は年齢関係もないですから。

まさ(CubiX)
まさ(CubiX)

あとは、最近は3人+ゲスト1人で歌う動画も始めたんですよ。
アカペラをやりたいけど出来ていないとか、グループ組めてないとか、解散しちゃった人にとって気軽に歌える場所になれば面白いなと思っていて。

SIN
SIN

元のメンバーの方に来ていただいて歌うのも面白そうですよね。

ゆとり(うみねこや)
ゆとり(うみねこや)

それだったらうみねこやもできそう笑

SIN
SIN

そういうのも、キャリアがあって長く続けているからこそできることですよね。
縁を感じる面白い企画だと思います。

アカペラを続ける原動力

SIN
SIN

最後に、皆さんのアカペラを続ける原動力を教えてください。

かわ(うみねこや)
かわ(うみねこや)

自分たちが歌った時に涙を流してくださる方がいらっしゃって。
歌い手冥利に尽きるというか。
そういった時間をお客さんと一緒に共有できるというのが幸せだし、
一緒にいる人も歌の主人公になってもらえるような、そんなステージを続けていきたいというのが、モチベーションになっていますね。

ゆとり(うみねこや)
ゆとり(うみねこや)

両親が合唱の人だったので、音を重ねることや&低音が好きなんですよ。
それが私の音楽の原点になっていて。
今こうしてうみねこやでステージに立って、
人前で歌うようになると、重ねた声を受け取ってくださったお客様の反応や、お客様との対話が楽しくて。それがここまで続けてきたことの原動力に繋がっていると思います。

こんきち(うみねこや)
こんきち(うみねこや)

生まれつきじゃないかと思うくらいハモるのが好きなんです笑
若い頃は周りにハモる場所なくて、合唱しかなかったんですよ。
それで「なんか違うな」と思いながらも合唱をやっていたんですが、だいぶ経ってからようやくアカペラにたどり着いて。
原動力というのは考えたことがなくて、やっていないとおかしくなっちゃうという感じです。

みと(CubiX)
みと(CubiX)

最初アカペラを始めた時はそれほど興味が無かったんですよ。
なのでアカペラをやめようと思った時期もあって、「これを最後にアカペラをやめよう」と思っていたイベントで今のCubiXのメンバーに声をかけられて。
その時に声をかけてもらえなかったら、今はもうアカペラをやっていないと思います。
今のメンバーと出会えて、今は生活の一部になっているし、心のよりどころになっています。
なので、今も続けているんだなと思います。

えな(CubiX)
えな(CubiX)

初めて『天使にラブソングを』という映画を観て、歌うことに憧れをもったんですよ。
それで、大学に入るタイミングでアカペラを始めた時に、ハモった時のゾクゾク感が楽しいと思ったのを覚えています。
今では生活の一部というか、無いと寂しいし、無いのは考えられないなと。
あとは、譜面を見て歌って、「この音違う」って整えるのってめちゃめちゃ脳トレだと思うんですよ。なので、声が出る限りは続けたいなと思っています。

まさ(CubiX)
まさ(CubiX)

過去に一度、アカペラを続けるうちに疲れてしまい、何のために続けているのかなと思うことがあったんですよ。
その時に「このメンバーだから永く続けられているんだな」と考えるようになって。
今は3人ですけど、ここに新しく誰かを入れるというのは考えていなくて。
一緒に手を繋いで階段を登ってきた先の今があるので、そこに一番価値を感じていて、それが原動力になっています。

SIN
SIN

「うみねこや」と「CubiX」のみなさん、ありがとうございました!

出演予定

うみねこや:池袋ジャズフェスティバル2023

日時:5月20日(土),21日(日) 11:00~19:00 (予定) 
(出演は21日 15:00~15:30)

場所:メトロポリタンプラザビル・1階自由通路

イベント HP

CubiX:FAN(名古屋アカペラフェスティヴァル)2023

日時:5月7日(日) 10:30~

場所:鶴舞公園奏楽堂

イベント Twitter

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