20周年記念ライブに向けて【ハモヒスインタビュー#14杉田さん✖︎引地さん対談インタビュー】

20周年記念ライブに向けて【ハモヒスインタビュー#14杉田さん✖︎引地さん対談インタビュー】

こんにちは!AJP編集部のしげです。

アカペラの歴史をまとめるプロジェクト「Harmory-History(略してハモヒス)」。
今回は、12月19日にデビュー20周年を迎える、INSPiの杉田篤史さんとRAG FAIRの引地洋輔さんにインタビューしてきました!20周年記念サイトはコチラ

そのインタビューの内容を2回にわたってお届けします!第一回目はコチラ

インタビューの様子(2021/6/12)

互いのグループの曲について

Shige
Shige

お互いの曲で大好きな曲はありますでしょうか。たとえば、この曲はやられたなぁ!と思った曲だとか。

これまで何度か歌ったことがある、「HANA」は大好きですね。この曲のコーラスは歌っていてすごく楽しいんですよね。こんなに長い間コーラスやってても、HANAの脇役感のないアレンジが素晴らしいなって思って。大変勉強になります。

杉田
杉田
HANA(SINコレクション)

すぎちゃんが書いた「ステキな関係」かな。あの夫婦間のコミュニケーションをテーマにした曲は、INSPiのキャリアも感じるというか。歌詞やアレンジはもちろんすごいんだけど、個人でなくチームで作り上げた曲だなと思って大好きになりました。初めてこの曲を聴いた時は、数日間ずっと口ずさんでいました。

引地
引地

ステキな関係は比較的新しいアルバム「ペラタゴニスタ」に収録しているんですけど、実はあの曲の作詞はうちのメンバーじゃなくて、ウエディング関係の人なんだよね。

杉田
杉田
ペラタゴニスタ(SINコレクション)
Shige
Shige

ウェディング関係のお仕事をされているからこそ、よりリアルな歌詞を書けるのでしょうね。ステキです。

当時はアレンジをやってる時に、何もかも自分でやんなきゃって思ったこともあったけど…今はチームで分業して作ることに楽しみを感じています。

引地
引地

それ分かる!なんか、若い頃は結局全部自分で作りあげたかったんだろうな(笑)

杉田
杉田

でも、自分よりもっとできる人がいたら、その人と上手いこと役割分担した方がいい訳で。そういうこともいつからか考えるようになりましたね。

引地
引地
SIN
SIN

すごく分かります。

自分たちの好きな曲

Shige
Shige

自分たちの曲で好きな曲はありますか?また、活動の転機となったような曲もあれば伺いたいです。

「恋のマイレージ」は歌いたくなくても歌わなきゃいけないというか(笑)正直歌うの嫌だな~って思った時期もあったけど、それも一周して60歳くらいになってもイェイイェイ!ってね(笑)そういう曲があるのが幸せなのかなって。

引地
引地
恋のマイレージ(SINコレクション)
SIN
SIN

やっぱりマイレージの影響は大きいんですね。

あとは、「あさってはSunday」が好きかな。

引地
引地

「あさってはSunday」は俺もすごく好きだな~。あの曲が出た時、やられた感があったな。

杉田
杉田
Shige
Shige

当時ドラマの挿入曲で流れていたのをすごく覚えています。

そうそう。たくさんの視聴者の方に聴いていただき、すごく嬉しかったです。

引地
引地
SIN
SIN

あの曲は確かに口ずさみたくなりますよね。

杉田さんはいかがでしょうか。

う〜ん、難しいですね(笑)デビューのきっかけとなった、KAJa!で最後の勝負曲に歌った「月に願う」が大切な曲ですね。

杉田
杉田
Shige
Shige

月に願う、すごく大好きです!

月に願う(SINコレクション)

ありがとう。あれは俺が作った曲で、覚えやすいし心地良いメロディだと思う。ただそれ以上に岡田(現Luz fonte)がアレンジした、最後に二度転調するあの世界観がすごくこの曲にハマったなぁと。結構YouTubeとか見てても、学生の方でちょくちょくカバーしてくれてたりするよね。それがあったから、関西でも注目してもらえて、デビューにもつながったし。あの曲を書いた頃、大学ももうすぐ卒業で寂しいなと思っていた時期だったので、それもあって良い思い出として残っていますね。

杉田
杉田

学生のアカペラに向けて

最近の学生アカペラの演奏を聴いて何か思うことはありますか?

当時の自分とまず比べちゃうじゃない。もう全敗だよ(笑)

引地
引地
全員
全員

笑笑笑

SIN
SIN

時代が違いますもんね(笑)周りにある機材や環境も違って。

ただ、どこかのグループの影響を受けてないものねだりをするんじゃなくて、自分たちだから表現できる個性をもっと活かしていったらいいんじゃないかなと思いますね。自分たちならではの正解を探ることの楽しみを知ってもらいたいし、その方が聴き手側にも印象に残るんだと思います。

引地
引地
SIN
SIN

どこかのグループがやってるからそれをやるのではなく、自分たちで、ですね。杉田さんはいかがですか?

俺も同じようなことを考えるんですよ、やっぱり。自分たちのありのままを、自信を持って出してほしいというか。ただ、自分を振り返ってみると俺もそんな時代があって。それこそラグをみて、武道館でやってるのを客席で観ながら悔しいな~とか。誰にでもないものねだりする時期はあるんですよね。

杉田
杉田
Shige
Shige

確かにそうですね。

でも、色んな時期を乗り越えた先に「これでいいのかな」って。バカボンが41歳で、「これでいいのだ」って言ってるけど、そのためにはやっぱり時間がかかるし。でもそう言えるようになった時はすごくハッピーだし、そうなると幸せだよ。

杉田
杉田
SIN
SIN

そうなれるっていう先がみえていたら、今の苦労も頑張れる。40こえたら「これでいいのだ」って思えるようになるかもしれない(笑)すごく納得しました。

十数年前にある人に対談でアドバイスくださいって言ったときに、「とにかく続けろ」と言われました。その時は軽いノリで「はい!」って言ったたけど、やっぱり続けるのって難しいんだよね。でも、それでも続けることの価値とか、それで気づけることとか絶対あるから。若者に何かアドバイスがあるとしたら「とにかく続けて楽しんで欲しい。」っていうのはあるかな。卒業した後も、年に1回でも歌ってみるとかね。

引地
引地
SIN
SIN

群馬でも毎年アカペラ新年会ってイベントを企画してるんですけど、それは群馬の学生達が卒業した後も、帰ってこれる場所があるようにって思ってやっています。久しぶりに懐かしいメンバーで集まって歌って飲んで…そういうのをずっと十何年くらいやってきたので、すごく分かるなぁというか、やっぱりこれからも歌える場所をつくっていきたいなと思いました。

いいね!素晴らしい。いつか機会があれば遊びに行きたいです。

杉田
杉田
SIN
SIN

もう是非是非、お願いします!

20周年感謝LIVEに向けて

Shige
Shige

12月19日に行われる、20周年ライブに向けての想いをお聞かせください。

今日話してたような空気感は、20年やってきたからこそINSPiとラグの中にあるんだと思います。それぞれが何を考えてるのか伝わるような。一度でも僕たちのライブに来てくれた方には、その空気感を久々に懐かしいなぁて思って味わいに来てほしいと思います。またこのインタビューを読んで、その空気感を味わってみたいなぁと思った方にも絶好の機会なので、是非来てもらえると嬉しいです。

杉田
杉田

これまでライブをやるたびに、当初から「ありがとうございます!」ってお客さんに言ってきたけど、最初の頃なんてそうは言うものの、プレッシャーとか感じたりして余裕があまりなかったんですよね。でも20年目になってようやく、心の底からありがとうございます!と言えるようになったというか、ちゃんとお礼がしたいという想いが強くなりました。その場にいる全ての方に歌でおもてなしをしたいと思っていますので、是非生でご挨拶、パフォーマンスさせてください。

引地
引地
SIN
SIN

20年で培ったものがあるからこそ、見られるライブですね。

下手すりゃ最初の頃なんて、明日のライブなんてなくなればいいのにってね(笑)

引地
引地

あったあった(笑)追い詰められていたよね(笑)

杉田
杉田
全員
全員

笑笑笑

SIN
SIN

ありのままの自分たちを魅せれる場ですよね。とても楽しみです。

定期的にメンバーで集まってミーティングの様子を配信しているので、是非そちらも観ていただけると嬉しいです。

杉田
杉田

おわりに

取材にご協力いただいた引地さん、杉田さん、ありがとうございました!12月19日に開催される、20周年感謝LIVEが盛り上がりますことを心より願っております。

引地さんと杉田さんの情報は下記のサイトより発信されておりますので、是非ご覧ください!

引地さん:Twitter / RAG FAIR
杉田さん:Twitter / INSPi / BROAD6 / hamo-labo

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